ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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ラード

Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
メインアームは「SIG552 SEALS」


林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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アメ横を歩く(2) ワタシの定番ショップにて

2008/06/27(金) 23:57:39

アメ横とその周辺のラード的定点観測ショップは、いくつかある。
たとえば、サープラス系の殿堂「中田商店」とか。メガネ店の「アイアイ369」とか。喫煙具の殿堂「美都商事」とか。まあ、現在のワタシはタバコと無縁の生活なのだが、モノとしての「ZIPPO」は今も十分に魅力のアイテムであるのは確かなんです。さて、小雨ふる中、迷路のようなアーケードをさ迷いながら、これらのブツを買いました。

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まずは「ODbox」だ。愛憎半ばするこのアウトドア・ショップでで購入した「スマートウール」のソックス、2,100円。このあたりのトレンドを知らなかったんだが、このブランドは熱烈なファンもいる現在の靴下の4番打者、そんな存在らしい。「ロストアロー」が仕入れているのか。それは信頼できるムード。
10年ちょっと前に「大人の男の野遊び術」で知ったジャンル別機能性ソックスのサキガケ「ソーロ」の靴下ってヤツが、じつはユルくてフィットしなかったという悲しい体験を持つワタシ、コレは足に合えばイイなあ。しかしワタシの足サイズが26.5cmで、スマートウールの「M」サイズ値上限という、すでにフィットするかどうか微妙な展開なのは如何なモンかと(汁 まあその。歩いてみないと分からんから。

画像奥に見えるのは、もちろん「アーモンドグリコ」だ。アメ横といえば、ニキニキニキニキ「二木の菓子」。まあその。このCMを覚えているヒトってば間違いなくジジイなんですが(w こういった業務用の大ボリューム・アイテムを仕入れているショップの「ハシリ」ではある。
前にご紹介したミックスナッツの大缶を、ですね、1週間で喰いきってしまったというヒトさまに言えない(言ってるけどw)悲しい「性」を持つ大食いなワタシ、いやその。精進してまいりますが何か(汁

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この大袋は168円。安いもんだが、レーションに混ぜようと考えていたワケだ。しかし前にも書いたように、近所にあるメガ・スーパーでも「アーモンドグリコ」を売っているところをナゼか見なかった。だから個包装のコイツを見つけて、ちょっと嬉しかったんですけどね。ずいぶん久しぶりにこのキャラメルを喰ったワケですが、うん。やっぱり美味い。ガキのころから好みの味。
ところでこのキャラメル、歯にまとわりつく粘性を、もしかしたら昔よりレベルを落としているのかも知れない。喰って気づいた。これも時代なのか。キャンディーっぽい歯ごたえの製品に変えたのかもネ。むう。ワタシもかつてはキャラメルで、歯の詰め物を何回も剥がしてしまったイタイ経験があるからなあ(w

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アメ横を歩く(1) レザーマン「micra」

2008/06/27(金) 18:22:23

小雨ふる中、なんとなく「アメ横」に向かった。夏のバックパッキング旅に買い求めるべきアイテムが、まだ、いくつもある。

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まずは「Leatherman」のミニ・ツール「micra」をゲット。アメ横で刃物とライト関連の店といえば、ラード的には「マルゴー」だ。4,000円。ほぼ底値だろう。
http://www.leatherman-japan.com/tool/micra.html

マルゴーでは、かつて「SHUREFIRE 6P」を安価で購入したワタシだが、そういったアサルト・ライトつまり特殊部隊の強襲用武器としての「懐中電灯」(スゲー高価いモノなのだが)がゾロゾロと陳列されているから健康に悪い。ジュラルミン削りだしの凛々しいお姿に「ハァハァ」。今回も、3ワットの「マグライトLED」が何と4,100円で売ってたりして。すんでのトコロで買わずに済んだ。相変らず危険なショップと言えよう(汁

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ワタシが今まで愛用してきたツール・ナイフは、ビクトリノックスの「トラベラー」とレザーマンの「PST2」。林道野宿ツーリングでは両方を持っていくコトもあったが、どちらか1ケといえばレザーマンを携行した。プライヤーがあった方が何かと便利だからね。そして双方ともハサミを装備しているのがワタシの好みでもある。
この「PST」とは「ポケット・サバイバル・ツール」の略で、レザーマン社の最初のプロダクツだ。「2」はソレにハサミ機能を加えた仕様。わがレザーマンは1990年あたりに、「L.L.Bean」の通販で購入した。船便のあの時代、注文したコトを忘れるころに届いたっけ(w

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実際、ワタシが愛する「野宿」(キャンプじゃない方ですね)の現場では、ナイフの出番なんかほとんど無いワケ。せいぜいベーコンを焼くためにサイコロ状に切るくらい、だもんナ(w よっぽどハサミの方がさまざまのシーンで使い勝手が高い。しかしながら、それにしてはミニチュア・サイズのハサミが扱いにくいコト、そしてツール自体が重いコトから、新たなブツ欲がフツフツと沸きあがってきたワタシなのだった。

この1ケ月ほどネットでアレコレ調べていた。入念でしょ(w ワタシがヤフオクで目を付けていたのが、レザーマンの新型「Squirt S4」。ハサミがメインのミニ・サイズという同ジャンルだが、マイクラよりオシャレなムードだしね。ただし、ヤフオクの相場ではマイクラよりも安価なのがフシギと言えばフシギ。ましてやメーカーは古くからラインナップする「マイクラ」を廃版にしていないのも気にかかる。ま、ショップで現ブツを見てからドチラかに決めよう、なーんて考えていたのだ。

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重量は50g。「PST2」の3分の1くらいという軽さだ。コレはイイ。とにかくコンパクトだもん。じっくり見ると、なかなか可愛いヤツだ。「銀いろ」フェチなワタシにアピールしまくるなァ(w そう。ハサミを出すとき、パチッパチッと節度よく開くのもサワヤカでステキ。もちろん今までのオマケ仕様ハサミより大ぶりだから、比べられないくらい使いやすいだろう。その他機能も必要十分であるから、バックパッキングの旅ならば、これ1ケで「ことたす」のにモンダイは無いハズだ。愛用していこう。

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ボッカで散歩

2008/06/21(土) 23:59:26

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じつは先週末のハナシを「うp」するのが遅れに遅れたもんで。さあ。書くぞ(w
いやまあ、梅雨のさなかのサンデイ、晴れ間を突いて調整がてらボッカのトレーニングをしたんです。といっても、わが家の近所を歩いただけだが。昨年夏に買ったクセして値札すら外していなかったモンベル「アルパインパック」の実際の容量を確認するのと背負いゴコチを調整しなければイカン。何よりも夏の飯豊バックパッキングでリアルに体験しそうなザック重量20Kgってヤツに、わがバディ(たるみまくりだw)を慣らさないと現地でヒドイ目に遭うからネ。

そんなコトを考えていたワタシ、もう30年近く昔の現役「山ヤ」時代によーく聞いたコトバを思いだしたんです、唐突に。それは「ホキる」。まあ、バテるってヤツの隠語というワケだが、由来は知らん。ヘンだよな(w バリエーションとして「もう、ホキ!ホキ!」なんて叫んだりもした。佐瀬稔氏の傑作硬派ルポルタージュ「狼は帰らず」に出ていたエピソードも同時に思い出した。主人公のクライマー、故森田勝が山岳会に入門したころは「ホキカツ」と呼ばれてバカにされていたとかナントカ。

重い荷を背負って山道を登るという行為は、続けていればカラダが慣れる。コレは間違いない。だから大学山岳部に入って最初の長期夏山縦走合宿では、ザックが重い序盤なんか、もうホキまくったもんですワ。1年坊がワタシの他にもう1名いて、競うようにバテかたを演出していたっけ(w フシギなもんで同条件にあるヤツが先にホキると、がぜん元気が出てくるんです。なんか陰湿な精神的作用があると思われる(汁

「飯豊」では、飲用水も含めてザックの重さはマックス20Kgと想定している。できれば17Kg程度に押さえたいが。まあその。初日の行程さえ乗り越えればアトは楽勝。だってブヨとかアブがブンブンの夏ざかりの山道をいきなり標高差1,100㍍も登るんだからね(汁 いやあ、健康に悪い。わが豆腐アタマをよぎるのは、数年前からお気に入りのこの記事です。
http://nk2004.exblog.jp/2598950/
この美女の死にかた、なんて美しい。雲のじゅうたんのご来光よりも気になる画像なんですけどネ。しかしこの正体なくブッ倒れたおスガタが、つまり「ホキ」。入山初日なんて、たいがいは寝不足でカラダも慣れていないから問答無用でホキたもんです。あの脱力感はしかし絶望的な気分になる。そうして何もかも捨てて眠ってしまいたくなるのだ。そのまま寝続けると、高山の場合は真夏でもお手軽に疲労凍死しちゃうからウカウカできぬ。さておき、昔のOBから聞いたホンモノのホキかたとは、登っている最中に後ろへヒックリ返るコトだという。60Kgくらいのキスリングを背負ったまま、ものも言わずウシロに(汁

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いつもどおり前置きが長くなったが、ともかく、そんなアリサマを同行の「なま」氏に晒さないためにも予行演習をするワケ。まずは平地からスタート、そんなオッカナビックリ具合がチャーミングなワタシと言えまいか(w 
わがマンションのヨコにたゆとう一級河川沿いのサイクリング・ロードを遡上する。ザックにはテントだのシュラフといった重いほうの装備の他にバイク用の工具袋、プラティパス2ケで5㍑のほかペットボトルの水をブチこんで、目方をキッチリ20Kgに調整してある。いやその。久しぶりだと少しビビる重さなのは確かです。

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このアングルに見覚えあるアウトドア系ブログ・ウォッチャーもいるかもネ(w ココ、オサレなアウトドアを標榜する「×」が4ケ並ぶグループが、しょっちゅうテントを張って昼宴会を行っている場所です。ふむ。ブタコマ焼肉BBQの臭い漂いまくる公園なんだがなァ。

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笑わないでいただきたいのですが、ワタシ、デカい登山用ザックなんてヤツを購入したのは何てこった、27年ぶり。ザックの各種調節機能が「スゴイもんだの」と感心するコトしきり、なのであった。今まで使ってきたヤツなんか、1980年の冬合宿(コレは、例のZK高校が遭難死した八方尾根のときだ)のために買ったんだもん。モノ持ち良すぎ(w 当時、すごい新素材だと感心した「コーデュラナイロン」を布地に使った「ICI石井」オリジナルのアタックザックで、70㍑くらいかな。アタックザックというコトバも死語っぽいが、いま見るとタダのナイロン布袋です。背中にはペラペラのウレタンマットが仕込んであるだけで、ウェストベルトなんざオプションだった。ワタシはその代用として細い平スリングにバックルを装着して岩登り時などの振れ止めにしていた。ベルトはそんな扱いだったという昔バナシ。

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その立派すぎるウエストベルトをギッチギチに締め上げて背負ったわが「アルパインパック」は、なるほど肩にかかる重さを腰で分散させているのが良く分かる。その昔は腕がマッタク上がらなくなってしまう「ザック病」なんて神経麻痺の症例があったものだが、もう起きそうにナイね。ただし、ちょっと右の腰骨のデッパリに当たる部分がある。長く歩いていると痛い。要精密調整、そんなムード。ちなみにこの道はサイクリング・ロードなのだが、短パンに大荷物の怪人(ワタシですねw)がヨタヨタ歩いていても、怪しまれるようなコトはなかった。めでたし。

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3.5Kmほど歩いたあたりで引き返すコトにする。小休止。ムギ茶を飲みつつ自家製トレイルミックスをバリバリ喰う。こりゃ、なかなか美味いモンだ。甘辛の配合具合がグッジョブなのだね。ノドも乾かない。さすがボク(w 

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目をつけておいたヤレ具合がステキなベンチで休憩する。ダイタンにもインスタント・ラーメンを煮て喰おうという魂胆(w え。いや。恥ずかしいなんてツメの先ほども思いませんよ。

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銘柄は左から2ケめの「もっこすラーメン」をチョイスした。「フィールドライフ」に掲載されていたホーボージュン氏がリスペクトする「五木」製。「カルフール」にてゲット。たしかに、こりゃあ美味い。クセになりそう。

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さて今回、平地をジョギングシューズで往復7Kmほど歩いてみたワケだが、これくらいならモンダイない。翌日は下半身がドローンと重かったけどサ(汁 
じつは、この次となるステップアップ・トレーニングを、本日に行う予定だったのだ。なま氏と筑波山にボッカ訓練でピストンして、霞ヶ浦の有名な無料キャンプ場で久しぶりにキャンプ(だって今年はまだテント張っていないんだもんw)をしようと目論んでいたのだが、この雨で延期にした。まあその。梅雨だからね、ままならぬ。スキを伺いつつ再チャレンジを誓う。

バックパッキングCM:2

オトコの「ままごと」プロジェクト(10) レーション・ラード仕様

2008/06/16(月) 22:11:18

夏のバックパッキングの食料について、どんなもんを喰うかという研究を進めている。メニュー構成とその味については、さしたるコダワリが無いワタシ(量にはこだわる48歳death!)なのだが、しかし吟味を極めるべきポイントはキチンとある。
それは「重さ」と「ガサばりかた」、このふたつ。というのもワタシのザック容量が60㍑と小さいから、晩朝昼のメシ合計18回分、プラス予備食をどうコンパクト化するかが死活モンダイなのだ。毎日の食材を地元スーパーに立ち寄って買い足せる野宿ツーリングとは決定的に異なるポイント。まあ、夏という時期だからシュラフも防寒ウェアも少なくてすむワケで、なんとかなるでしょう。いやその。なんとかします。

さて、昼メシつまり「行動食」をどうするか、取り急ぎコイツを考えなくてはならない。というのも今週末、お天気がよければ「なま」氏とボッカ訓練に行くコトになったからだ。ドコに登るかなどは、次の記事で展開しましょう。

ところで、行動食を昔むかしの山岳部時代には「レーション」と呼んでいた。軍用糧食からパクったネーミングなのだろうが、煮炊きせず、休憩時に適宜つまめる食べものを集めた昼食パッケージをそういった。30年ちかい昔バナシだからアイテム的には参考にしにくいワケですが、たとえば主食がパウンドケーキ拳大、棒チーズ1本、キャラメル2ケ、ひとくちチョコ3ケ、アメ玉4ケとか、そんな貧相なラインナップだった。3週間くらいの長期合宿時でも腐らない食材選びがキモ。合宿前には部室で、日別に小分けしてビニール袋に入れていたもんダ。今回、そのレーションってヤツの中身を久しぶりに考える。けっこう楽しい作業ではある。

ネットで調べてみた。現在、バックパッカーたちの基本行動食は「トレイルミックス」というモノが主流とのこと。まるで「鳥のエサ」のようなブツらしい。そういえば、10数年前に読んだ堀田貴之氏の本「バックパッキングのすすめ」にも、まるで鳥のようにポケットに入れたソイツを終始ついばんでいるとか書いてあったっけ。ええ。それを実践するときがワタシにも巡ってキタと(w

「トレイルミックス」の基本はミックスナッツで、それに各自好みの喰いモンを適当にトッピングすればイイらしい。ただし甘辛を交互にクチに入れるべき、という。そうすれば飽きにくいようだ。
ワタシの昔の体験で、干しブドウはノドの渇きを抑えたコトを思いだしたね。また、パンに塗るジャムの類はイチゴ味だろうがピーナッツ味だろうがマーマレードだろうが、とにかくノドが乾いたものだ。経験で導き出した食パンにもっとも合う塗りモノ、それはマヨネーズであります。

そういえば、わが家のごく近所にあるアメリカ(そのもの)の最強エンターテインメント・スーパー「コストコ」には、PB展開の出来合い「トレイルミックス」大袋が2千円くらいで売っているらしい。アホみたいにデカい(ほとんど米袋みたいなデカいプレッツェルがあったりするから楽しいんだ)ヤツ。ソレは欲しい。しかし会員証がとっくに失効していて入店できぬ。このために年会費を払うのもアレだったりする(汁 そんなワケで、自家製のレーションを調合するハメになったのだ。ネタの調達は、まず「ドンキ」、あるいは「河内屋」などの大型酒屋チェーン。カルフールやベルクス、マルエイなど、千葉に展開する大型スーパーを丹念に見て回れば揃わんブツなど無いハズさ。

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コレは以前から「ドンキ」で目をつけていたナッツ&クラッカー。とにかくデカい缶で、ネット535g入りだ。単純にナッツ類だけでなく柿の種やクラッカーも含めて喰いやすくしているのが、グッジョブといえよう。結構ショッパイから、どんなに汗をかいても塩分の心配など不要、そんなムードだ。つまり平時にムシャムシャこんなのを喰ってると、間違いなくヒドイ目に遭う(w

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次いで「ドンキ」と「カルフール」でゲットしたトレイルミックスのラード的ドーピング・アイテム。今ならレーションの主食を「ソイジョイ」1本にしてもイイかも知れない。コレは1本50円という投売りだったから、ついコーフンして購入。「カロリーメイト」と違ってボロボロと崩れないのが高ポイントです。
東鳩の「オールレーズン」は、昔の主食レーションとして良く使ったモノ。ブドウってヤツ、ツバが良く出るんですワ。だから喰いやすい。しかしコイツも潰れやすくて、すぐ粉状になっちまうのがモンダイだね。
カステラとかドーナツなども主食候補のアイテムだ。ハラ持ちするかどうか、わが身で試してみたいっつー(w カステラは価格も安く、とにかく軽く、潰れても違和感なくクチにできそうだから有望なラード的主食アイテムと考えている。
「M&M」のマーブルチョコはネット情報で良いブツだと知って加えてみた。1袋98円。この甘さがナッツ類のしょっぱさを程よく中和するとのこと。また外側を糖衣錠のようにコーティングしてあるから、溶けないらしい。夏場には奥さん、これ重要。
干しブドウは元おフランスのスーパー「カルフール」の量り売りです。安いが美味いんだ。オマケにノドを湿らせてくれる。ただし日持ちがしないから、実際には防腐剤入りのヤツにするべきだろう。「スッパイマン」はフリー・マガジン「フィールドライフ」の今号で見たホーボージュン氏の装備リストからいただいたブツ。コレも十分すぎるくらいノドを湿らせてくれるに違いない(w

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さて、コレがラード的トレイルミックスの第1作だ。現代最高の入れものである「ジップロック」に日にち別に小分けして持ち運ぼうと考えている。コレにソイジョイ1本と、ナゼかスーパーでは今のところ見当たらないのだが、「アーモンドグリコ」2ケ(ワタシのガキのころからの好物でしてw)くらい加えたら、レーションとしてカンペキではないだろうか。もちろん必要に応じてバージョン改定していけばイイのだ。
ええ。サケの「つまみ」にも最高ですよ。深夜にバリバリ喰いすすめてしまった。とんでもなくカロリーが高そうだからね。気をつけないとイカン。

バックパッキング・道具考CM:4

読者はナニを求めているかの記

2008/06/13(金) 17:42:15

FC2のアクセス解析を使えるようになって3ケ月がたちました。いやその。ナゼかそれ以前はインストールできなかったんですワ。再びやってみたらフツーに入れられたんだ。まあ、ヤル気のモンダイだったのかも知れんが、よく分かりません(w

シコシコ書き足してきた記事は、このエントリーで290本目になります。記事の更新ペースは、現在キッカリと3割。徐々にこの数値は落ちてきていて、まもなく2割バッターに格下げになりそうなムードです(汁 開設からキッチリ1000日で300本、コレくらいは狙いたいと燃えております、が(w

アクセスの数について触れておくと、「読者を選ぶ」当アラモードは、平均しますと日に100名強が読んでくれている勘定です。4月の月間アクセス計は3千弱で、5月度は3千強でした。ホラ、読者を選んでいると言えまいか(汁 
まあその。当ブログは基本的に文章を硬くしているし、だいたい昔バナシが多いし。そのくせ「w」とか「汁」とか、2ちゃんテイストが混じってやがるし、ジジイのクセしてヨ。ましてや記事のテーマが山道具だの野宿ツーリングだの音楽だのサバゲだの、バラバラで統一感がナイとキタもんだ。なんか愛読者のヒトたちを尊敬しちゃいますよ、ワレながら(w いやホント、ご訪問サンクスです。

さて、yahooとかgoogleとか、「検索」で当アラモードに飛んできてくれるヒトの履歴が面白かったので、今回はソレを記事にしてみましょう。

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コレは4月の月間検索キーワード、ベスト40です。
一見してわかるのはテント関連、とりわけ「クロノスドーム」で検索したヒトが多いワケですね。ちなみにこの記事。
http://uemat.blog33.fc2.com/blog-entry-205.html

まあ、コレだけ懇切な記事をウンウン悩みながら書いて「うp」したんだから筆者としても嬉しいもんダ(w ワタシが検討時にウダウダ悩んでいた、瑣末だが気になる部分を大フィーチャーしてあります。何かの参考になってりゃイイですが。いよいよ今夏、このテントを「山」で使い倒してくる。さあ、どんな旅日記をものにするか、ご期待ください。

「水筒」で検索してくるヒトも、これまた多いんですね。マルキル、ナルゲン、グランテトラ、シグと、何本か記事にしました。そして、とくに多いのがコレですね。
http://uemat.blog33.fc2.com/blog-entry-232.html
最近、グランテトラはもとよりマルキルの「スイングトップ」水筒のデッドストックが、けっこう人気になっているんですね、ヤフオクをチェックすると。この青いマルキルを買ったとき、色違いで赤いヤツも投売りしていたんだけど、一緒に手に入れとけばヨカッタ。

ロッキーカップだのプリムスのストーブだの、アウトドア・グッズの検索も継続的に多い。まあその。ワタシだって昨年にコレらを買うまでは、やたらと各ブログを何回も検索して調べていたモンです。それに現在の生活者(「消費者」なんて死語は使わぬよーにw)ってば、検討時はもとより購入後もその所有するヨロコビを他人とシェアしたいと考えるから、いつまでもアクセスが続くってな印象がありますね。

しかし「ジミヘン パッキング」やら「城塞都市 ククレカレー」とは、はて、何だ(w どうしてこんな組み合わせになるのだ? そりゃ、それぞれ記事にしたけどサ。大きな声では言えないが「食糞女優」、なんつーワードも下位にあります。むは。コレはつまり、昔は可憐だったあのヒト(今も可愛い)のコトですよね。「私を好きなら喰えるでしょ? 私の、コレ」というド「S」な女優(汁 しかし、どこでネタにしたんだっけ。筆者ですら忘れている(w まあ、この裏情報はネットでザクザク出てくるから一般的と言えなくもない。

アクセス解析_200805total

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さて、コチラは5月の月間検索キーワード、ベスト40です。そういえばロングセラー的なカルト人気があるのが、この記事。
http://uemat.blog33.fc2.com/blog-entry-109.html
なんとなく嬉しかったから、「追記」をカマしました(w ええ。すごい動画をゲットしたし。同じくロングセラーなのが、コレですかね。
http://uemat.blog33.fc2.com/blog-entry-221.html
やはり「うp」した当時は無かった動画を発見して加えてあります。スゲーよ。クガビルは(汁

http://uemat.blog33.fc2.com/blog-entry-209.html
ああっと。「ウルトラライト・バックパッキング」は最初に旗じるしを高らかに掲げてしまったので、間違ってお越しいただくヒトが多くなってしまいました(汁 今では反省している。もはやライトっつー単語は予の辞書から消え去った(w 現時点のキャッチフレーズは「山系バックパッキング」といたってシンプルです。次のエントリーでは、ピークハントの山ヤと日本100名山マニヤとシェルパ斉藤氏という3題バナシついて述べようと考えています。

アクセス解析_200806途中集計

6月の途中集計です。やはりプチ人気なのが、この衝立岩の記事。
http://uemat.blog33.fc2.com/blog-entry-274.html

もちろん「追記」っすよ旦那(w アクセス解析で逆に教えられた南博人氏のブログ記事を貼らせてもらいました。ソレより何より、この南老のブログで教えられたのは、ワタシも4年間は使い続けてきたJR「スイカ」の定期券カードが、サイフから出さなくても「食って」くれるってコトですね(汁 いやホント、知らなかったのだ。スイカ導入当時、ワタシは名古屋に住んでいたからネ。なんか特殊な定期入れを皆は使っているんだろうと思い込んで、いちいち定期入れからスイカを出してタッチしてたんです、長年にわたって(w なんつーか、人生を損していた気分のワタシです。

ア・ラ・カルトCM:0

この夏、雲上に暮らす。

2008/06/06(金) 23:57:34

これから行うバックパッキングの予定を記事にしよう。コミットメントにもする。
そうでもしないと、またぞろワタシ、腰クダケになっちまいそうだからね(w

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今夏は、飯豊連峰へバックパッキングの旅をする。
稜線上で数日を暮らす。
8月半ばに、友人とふたりで。
6日間(山中のみで)を予定する。

飯豊連峰を最初に知ったのはワタシが高2のとき、「山と渓谷」誌の巻頭特集だった。花の山旅というキリクチで、お隣りの朝日連峰とセットで紹介されていた。たおやかな稜線に豊富な残雪。「いいなあ」とは思ったのだが、ともかく征服すべき山が当時は他にナンボでもあったワケで、プライオリティが低かった。30余年ぶりに、ついに順番が廻ってきたと言えなくもない。気にかかる存在であったのは確かだから。「なんか中途ハンパに遠そうだよナ」という立地については、改めて地図を見れば猪苗代湖のちょっと西、そんなモンではないか。何てこった。

え。「イイデ」をご存知ないと。そりゃあキミ、由々しき問題だ。いや、「梅花皮岳」とか「杁差岳」なんつー難読地名は、ようやく最近スラスラ読めるようになったワタシではあるが(w
飯豊連峰写真館
昨年7月にも貼った絶景パノラマの秀逸サイト。画像をフルスクリーンにするとシアワセ度がポイント倍増だ。
パノラマ写真で見る日本100名山

さて、この旅を「山ヤ」業界風に言うと、飯豊連峰主脈縦走を幕営山行で、となる。健脚なパーティなら3泊4日、フツーでも4泊の行程を、ワシらは5泊6日(オマケに予備日も1日入れる贅沢さ)を予定する。強調したいのは、6日間もかけて登るとかいうネガな考えではナイということ。ワタシは山の中で暮らしたいのだ。山麓ではなく、稜線でのんびりと生活したい。そんなムードです。まあ、大荒れになったらソコかしこにある山小屋に逃げこめばイイしね。このあたりのインフラ充実度が高いのも惹かれる理由と言える。
ただし山で暮らすとなると、当然ながら食料の補給という基本的モンダイが避けられない。飲用水も、もちろんだわな。しかし、メシは軽いモノを取り揃えれば何とかなりそうだし、まして「飯豊」は水が無尽蔵のような場所。これが、北アルプスなどとは違う暮らしやすいポイントだと心得る。ああ。ヒト気の無さでも、アルプスとは違って気分良好のハズだ。そうして、たおやかなこの山ならテント生活でも自然の脅威は少ないのではなかろうか、そんな印象を覚える。

いったん主稜線に上がってしまえばコッチのもんだが、とくに初日の登高は重荷に苦しめられそうだ。トレーニングをしないと死ぬ、間違いなくネ。足コシだけでなく、肩も。つまりボッカ訓練みたいなコトですね。むは。30年ぶりだ、そんなのは。それにしても、このバックパッキングは「ウルトラライト」どころか「ライト」レベルですらないっつー予感が漂うではないか(汁

山に慣れるというトレーニングについては、段階的に予定していたワタシだったんですけどネ。それがまず、GW前半の奥秩父・金峰山のトレッキングでつまづいた。それから、じつは今週末、会社のヒトと2名で八ヶ岳南部の赤岳から硫黄岳を縦走する予定だったワケです。しかし異常な残雪の今年、ココも同様だった。5月半ばの情報で、その前の一週間で降雪が2回あったとか10本歯アイゼンとピッケルが必要とか、わがココロを一撃で折るネタが満載だから、流してしまった。

さあ。ヘリクツを並べてさらに正当化していこう(w 「八ヶ岳」行が物理的にヤバそうなのは確かだからキャンセルは当然、しかしラード的には妙に「腰が重い」ムードなのは否めない。というのも、現役「山ヤ」時代に冬を中心に何回も登っているからなのね。食指がイマイチ動かん。そりゃあ興味が薄くなるでしょう。山岳なら昔、行きたい場所はほとんど行ってしまったから。そうして今、「山系バックパッキング」スタイルでテントを張って暮らすのに値する山は、はたしてドコか。そういうモチベーション上のリミッターが働くというワケ。いやはや、悩ましい。
その点で「イイデ」はラード的に手付かずのフレッシュな場所。昔の山ヤなら「処女峰」とか言っちゃうんだろうナ。処女峰、ああ。なんて美しい響きだろう(w

だからか、まだ2ヶ月以上も先のハナシだってのにワタシの装備リストは完成していたりする。気合いが違うのだ。山道具のウィッシュ・リストも手元に揃う。まあ、野宿ツーリングの持ちものをシンプル化するだけだから造作もナイ。それより難しくやりがいのある課題が、食料計画だ。コチラもタタキ台はできていて、より良くするための情報収集を続けるつもり。そういえば、往復の交通をどうするかが手付かずの課題でもある。今後、コトあるごとに進捗ご報告の記事をタレ流すと思うので、お楽しみに(w

ところで友人と2名で一緒に行くとはいえ、ソコは「バックパッキング」の文法に沿う。つまり完全個人装備および全てが個食というもの。これは、ありていに言えば「オフ会」の延長で一週間を共に山で過ごすコト。そして同行者の友人とは、「パーティシップ」という概念を事例を引いて語ったワタシに「まーったく理解できん」とキッパリ答えた「なま」氏であらせられる。氏のスタンスってば、インディビジュアルの最高峰と言ってよい。
じつはコレ、「山ヤ」出身のラード的には画期的なスタイルなのだ。以前ならテント、火器、食料などの共同装備を分担して背負い、そのダブる荷物分を省くというカタチで軽量化に腐心した歴史が長いからだ。
また、「山ヤ」ならば相棒がバテたら荷物を持ってやるといった美意識があるワケだが、こういった「オフ会」マインドの場合は、どうするのだろうか。実に興味ぶかい命題。「じゃーねー。目的地で待ってるよ。ファイトォー」とかナントカつぶやきつつ置き去りにしちゃっても「おk」なんだろうか(汁 間違いなく今回は珍道中になるだろう。ああ。楽しみだ。否。「ゼッタイ先にはバテるまいぞ」と、今からキモに命じている(w

バックパッキングCM:2

ケムリの行方(5)「マイ・タバコ・ヒストリー 番外篇」 こだわりの原点

2008/06/03(火) 23:58:37

マッチをはじめとした喫煙グッズなどに多少のコダワリを持っていたワタシだが、そういったモノに対する興味、関心を抱くキッカケは、むかし読んだあるエッセイ集から芽生えたと考えている。その本にまつわるネタのみでも記事を書けるはずなのだが、ソコはホラ、何かと組み合わせて身勝手な「ヒネリ」を加えなきゃ気がすまぬワタシであるからして(w では少し長くなるけれど、お付き合いいただきましょう。

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その本とは、「女たちよ!」。著者は伊丹十三。単行本の初版は1968年、ちょうど40年前ってコトになる。ワタシは文春文庫版を1980年、ハタチのときに買った。読もうとした動機は今も覚えている。椎名誠(氏がデビューして間もないころだ。新刊を片っ端から読んでいたっけ)が、エッセイの名手といえば伊丹十三であると絶賛していたから。伊丹氏の名作たち、現在は新潮文庫から久しぶりに復刊されているが、そのコシマキにはこういう名コピーが付されている。「この人が随筆をエッセイに変えた」。
wikipedia伊丹十三

この「女たちよ」はノッケから痛快だ。「スパゲッティのおいしい召し上がり方」で、当時の国内外食産業および欧州文化の真似の達人と自賛する日本人に対し、いきなり噛み付くんだもん。「なっとらん」と。ちなみにこのエッセイ、パスタではなくスパゲッティ、ワインではなく葡萄酒という表記で40年前という時代を感じてしまうのは致しかたないが、ともかく正鵠を射る主張なのだ。「スパゲッティは、饂飩ではない」と(w そうして正しいスパゲッティとは何かを熱く語りまくる。
ヤングな皆さんは思い至らないかも知れないが、ココで言うスパゲッティ「ナポリタン」とは、今では場末のチープな食堂でしかお目にかかれないオレンジ色のシロモノを指す。筆者は、そんな炒めうどん状の日本的「ナポリタン」を唾棄しているワケで、ワタシはこのエッセイから「アル・デンテ」という調理の奥義を知ったし、盛り付ける皿はあらかじめ暖めておくベシという洋食の基本的作法も学んだのだった。

さて、その巻頭エッセイだが、日本の幼稚な欧米輸入文化をおちょくる部分で「使い捨てライター」にまつわるエピソードが出てくる。ちょっと引用してみよう。

・・・ ・・・
フランスに「クリケット」というガス・ライターがある。日本でも百五十円くらいで売っている。この値段からしてもうおわかりだろうが、構造もデザインも簡単無比である。ガスがなくなれば使い捨てにしてしまう。
 ところが、こいつを真似た日本製が現れたのである。この日本製は悲しかったねえ。あまりにも日本的なのだ。炎の大きさのアジャスターがついている。ストッパーがついている。ガスの入替えができる。しかもお好みの色と柄を各種取り揃えました、というのだ。
 こんな安物をも飾り立てずにはおられない。それがかえって貧乏たらしいことに気づかない。これは安物だからガスがなくなったら捨ててしまうんだ、というところがクリケットの颯爽たるところじゃないの。なんにもわかっちゃいない、のです。
 スパゲッティだって同じことだ。なにゆえに日本人はスパゲッティに鶏やハムや海老やマッシュルームを入れてトマト・ケチャップで和えるようなことをするのか。
 これはねえ、いいたくはないけど、日本の洋食というのは「一品料理」なんだよ。一品だけ食べて満足しなければならんのよ。つまり貧しいんだよ。ね、だからトマト・ケチャップなんかが好きなんだよ。あの甘ったるい、貧しい味が大好きなんだよ。
 困ってしまう。
・・・ ・・・

ワタシの腐れ文章で伊丹十三の成したユーモアとスノビズムと慧眼と文明評などなどを正しくお伝えできるモノでもないから、ともかく本屋に行って「女たちよ!」「ヨーロッパ退屈日記」「日本世間噺大系」の基本エッセイ3冊はビシッと購入して、ぜひ耽読していただきたい。ハマること請け合いです。「お葬式」から始まった映画監督という後期キャリアでしか氏を知らないのは、じつにもったいないコトなのだ。

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そうしたエッセイの中で「コダワリのグッズ紹介」というキリクチは、文章のプロたちをして「伊丹十三がパイオニアである」と言う。
ワタシが「女たちよ」を読んだ1980年とは、じつはあの田中康夫がデビュー作の「なんとなくクリスタル」で大評判を取ったとき。あの本は、何でもかんでも「註釈」を付けまくって巻末に飛んでもらうのが「面白い」と思ってもらうスタイルだったのと、ブランド名はすべて明記するというナウな世相を文学作品で初めて導入したのが新しかったワケ。まあその。この本の影響でもあるまいが、それまで、たとえば「パンツ姿の犯人」と表されていたのが「BVDのブリーフ1枚で連行される川俣軍司」、なーんてキメ細かく表現しなくちゃいかんレベルに社会は突入していった。
しかしながら「なんクリ」に先んずること10年余の伊丹十三の視点は、こんな重箱のスミにまで及ぶところが、パイオニアたる所以。ハタチのワタシがウロコをはらはらと落とした「世界一のマッチ」というエッセイに注目していただきたい。

・・・ ・・・
タクシーの運転手の中で、時たま、妙に博識な人を発見することがある。
(中略)
「ずいぶん珍しいマッチを使ってますね」
「これ?  別に珍しくもなんともないよ。こりゃあ時計印ってね、台所で使うマッチだ」
「いやあ、台所で使うマッチを持ち歩いてる人は珍しいよ。やっぱりいいんですか、そのマッチ」
「いや、いい悪いよりも、私は日に60本くらい吸うから、普通のマッチじゃ、すぐなくなっちゃってだめなんだよ」
「あのね、お客さん」
「なんだい」
「世界一のマッチって知ってますか」
「いや知らないねえ、そんなのがあるの?」
「BENラインっていいましてね、イギリスから、ヨーロッパ、それからアジアのほうへきてる航路がありましてね、この航路の船で使ってるマッチが世界一のマッチだっていいますね」
「だけどさ、世界一たって、いったいなにが世界一なの?  どこがどう違うのかね?」
 この質問に対して、彼は実に明快に答えたね。おそらく、日本広しといえども、理想的なマッチの条件を即座に述べられる人は、そう何人もいるものじゃなかろう。
諸君はどうかな。
 彼は答えた。
「つまり、一つはにおいがしないことですね。それから、もう一つは頭が落ちないこと」

 その後私は、実に偶然の機会からBENラインのマッチ、十箱入りの包みを二つ手に入れた。一見なんの変哲もない野暮なマッチだが、すってみると、確かに彼のいうとおりであった。軸が黒ぐろと燃え残って決して頭が落ちないし、においもしない。もったいないから、まだ2本すったままで全部とってある。一箱一万円でも売るつもりはない。
・・・ ・・・

文中の「BENLINE」のマッチについて、ググるといくつかヒットする。ちなみに、こんなの。
http://www.matchclub.net/etc/uno16b.html
伊丹氏のエッセイたちの多くは、海外渡航自由化以前で鎖国みたいな状態の日本人に、氏のヨーロッパ滞在体験で得たカルチャー・ネタを軽妙な文章で軽く楽しく伝えるものだ。しかし必ずしも欧州礼賛のみではないトコロが、深い。日本古来の良いもの・良いコトは美徳として尊んでいる。そのあたりの氏のバランス感覚が今の時代でも新鮮な指摘と思える、ともかくタメになるしヒトに語りたくもなるという、そんなエッセイなのだ。

近代ライフスタイル雑誌文化を代表する「マガジンハウス」の、そのマガハ編集者の典型と思える「副編」氏の素敵なブログ記事も、ご紹介しよう。
http://fukuhen.lammfromm.jp/?p=324

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さて、ワタシの身の上にハナシを戻そう。
「マッチでカッコつける」というマイ・ブームは間もなく終息した。え。いやその。メンドーだもんで、やっぱりサ。たしかココ一番のときにはマッチでの演出をしていたかも知れんが、諸般の事由からココ一番とは何か、いまは触れない(w

ワタシは30歳を超えたころから、気に入ったデザインの「ZIPPO」ライターを収集するようになった。画像のヤツは、禁煙という苦行の最中でも捨てずにおいたお気に入りのジッポーたち。この他に当時は20ケくらいの在庫があった。べつにレアとか高価なモデルではない。せいぜいファーストモデルのレプリカとか、その程度だ。ああ。クローゼットの奥深く、探すのがホネかも知れないが、「monoマガジン」創刊10周年記念12ケセットなんつー非売品を持っている。少しは値打ちがあるかもネ。

ま、金の次は銀色のヤツとか、模様の入ったジッポもシブいわな。インサイド・ユニットを換えて外はシルバーなのに中身はゴールドなんて遊んでもいた。コレ、じつは同時期に夢中で収集していた腕時計「SWATCH」の選びかたとも共通。ちょっとしたデザインの違いで、他人(とかヨメとかw)が見たら「同じじゃん」なーんて言われるようなモノ集めというワケ。そうして生まれたばっかのムスメの横でもお構いなし、着火時の快いサウンドを堪能しながらセブンスターをバシバシと煙にしていた。

その当時はワタシが愛する雑誌「モノマガ」でも、気合いの入った企画を展開していた。「ベトナム」ジッポのブームを演出していたこととか、だね。コレ、実際のベトナム戦争に持ちこまれたモノが果たしてどれくらいあったかは知らんが、たしかにロマンがあった。魔よけのような英語の呪文がカッコ良く、またエイジングというか風化というか、塗装のハゲ具合やヒンジのヤレ具合もナイスで、いやその。使いこまれたモノは美しいと改めて感銘を受けたりしていた。

このエントリー、書きかけのまま3ヶ月くらい放っておいたモノなのだが、じつは、その途中で気づいた「惜しい」ネタがあった。
画像でもっとも大きい角ばったヤツだが、これが「1932レプリカ」という。現在は絶版。そして珍しい刻印ミス(ZIPPO社が創業年を勘違いしていたっつーw)で、今では結構なプレミアムが付いているらしい。「ややや」。それを知って逆上した。ワタシが持ってるのが、その「1932セカンド・リリース」なんじゃあ、とアセりつつソイツのケツを確認した。違った(汁 「ああっ」。コイツを買うとき、そういえば店頭で悩んでいたのは今も覚えている。「セカンド」と書かれたほうがシブイのと違うか、と。いやホント(w 店のオババが言い放った「ファーストのほうが偉いに決まっとる」を真に受けてしまったワタシがアホでしたの巻。
http://www.zippo-ya.com/word/1932.htm

ちなみに20代のころのワタシは、「モノ」より「コト」を優先していた時代だった。今はそう捉えている。独身でヒマだったしね。バイクで訪ねなければならん目的地がナンボでもあったからだ。しかしトシをとるにつれ、また家庭を持ち、そういう「コト」を行う動機やら純粋な情熱は次第に消え失せ、「モノ」にこだわるなどという安住できるココロのスキマを見つけたような気がしてならない。

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この記事の締めくくりに、「パイプ」にまつわるハナシを喫煙具つながりでご紹介しておこう。
30年近く昔のこと、大学の山岳部に入って、個性ゆたかな諸先輩を含めた山仲間やOBたち、そして新たな登山の世界を体験して、もうウロコがバラバラ落ちる刺激的な毎日がスタートした。ワタシの大学時代の生活は、すべて「ブカツ」を中心に展開したと断言できちゃう。それまでの高校山岳部の活動やらソロでヒソヒソ行った登山は、その個人的な意義はさておき、レベルにおいてはそれより数段の高みへと問答無用にワタシを引き上げてくれたのだ。新歓コンパを兼ねた雪上訓練合宿を皮切りに、学園が長らく維持所有する某所のとある山小屋は、ラード的登山史においては重要な舞台かつ社交の場と言えた。覚えたてのサケで、さんざん痛い目に遭ったりもしたけどサ(汁

その小屋に集うヒトたちの中に、パイプをくゆらす姿がじつにサマになる白髪の老人がいて、じつにカッコ良かった。30年前で70歳近かったと思う。日本山岳会の真っ赤なクルーネック・セーターを粋に着こなしていた。戦後のハナシなのだろうが、ポケットに火種を点けたままのパイプを忍ばせて国電に乗って、数十分後に再び取り出したら、まだ火がついたんだよ、なーんて穏やかに自慢バナシをくれちゃうという(w これを風流という。憧れたモンだ。
いったい古いタイプのアルピニストの間では、パイプをやる人は多かったように思う。だからワシらヤングがその先達のお姿にカブレちまったのも、まあ自然でしょう。上の写真は1980年の5月、その某山小屋でのスナップ。真ん中のロンゲが、だからワタクシなんだってば(w

そうして最初に憧れのパイプを買ったのは、たしかサラリーマンになってスグだったと記憶する。まず「パイプ大全」という書籍を買い、ついで銀座の名門ショップ「菊水」に出向いた。相談しながらごくシンプルなデザインが好ましい「BC」のブライヤー製を購入。5千円くらいだった。その後は、小銭が手元にあるものだから、数年で4ケくらいを買い足していった。2ケ目以降はすべて「ピーターソン」のブライヤー。唾がたまらない独特のステムという製品が、ワタシの好み。中折れ帽のツバの長さに合わせてデザインされた曲げを強くいれたカタチのものとか、違うカタチのコレクションに走ったワケだ。
パイプってヤツ、タバコ葉をボウルに詰める作業からしてスキルが要求される。メンドくさいものなんですね。しかしそのワザがビシッと決まって火種を長持ちさせれば、コレは気分がイイ。そして愛用するにしたがって育てられていく、モノとしての味わいも深い。そんなトコロも惚れた理由だ。でもパイプの葉っぱは葉巻と似て、アロマのあまーい香りのヤツが多く(ワタシの好みも「アンフォーラ」だった)、人前で気軽にプカプカやりにくいのが難だった。

ワタシもそういった煩雑な諸作業を嬉しそうに行う時期があったワケだが、20代の終わりにはパイプを卒業した。やはり、ワタシが好きなのはチャコールフィルタードのスモーキーな紙巻きタバコの風味、これに尽きると改めて思ったからだ。さらに言うと日本人にパイプって、なかなか似合わん道具という印象もあるね。とくに若いヤツが咥えていると違和感が強い。まあその。昔のワタシのコトはさて置いて(汁 また、スタイルが良いヒトしか似合わんとも思うワケ。かつて、見たとこ4頭身くらいのオッサンが同じ焚火を囲んで嬉しそうにプカプカやっていたコトがあったが、ワタシはなるべく俯き気味にしていたものだ。いやその。目が合ったら「プゲラ」とか藁っちゃいそうでネ。いやはや(w

さて次回は、いよいよ「禁煙の章」に突入する。お楽しみに。しかし、ますます筆が重い。いったい書きだすのは、いつになるか。

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