ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
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林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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ラード的音楽の旅路 「遠き山に日は落ちて」

2011/01/30(日) 23:53:54

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ワタシにとって「山の歌」とは何かというコトを、ちょっと考えていたんです。
これはもちろん、その場かぎりの当時ヒットしていた歌とかいうレベルではなく、もっと根源的にカラダとココロに染みこんでいる、山という連想に即応する歌とは、つまり何だろうと。

さして労せずに思いついたラード的「山うた」とは、「遠き山に日は落ちて 」でした。

コレ、よく「キャンプファイヤー」の場で歌われますよね。デカい木材を井桁に組み上げて、盛大に焚きあげながら輪になって歌うこんなシチュエーションが、じつに良く似合う。ワタシはこんなイベントって中学の林間学校で一回くらい体験しただけなのだが、キモチいいだろうコトは良く分かります。
ああ。これらの歌って、大正期あたりのボーイスカウトのために作られたのかも知れない。「きょうのわざを なし終えて」って部分に修身的なニュアンスを覚えるから、なんですがネ。

ところが、昔も今も、ワタシは登山中にコレを歌ったコトは今まで一回もないワケです。それでもこの歌を思い浮かべたのは、精神的なバックボーンとでも言うべき曲なのかな、そう考えたから。焚火賛歌の詩と、寂しいんだが暗くはないという、ワタシ好みのメジャー・マイナーなメロディーがフィットしているに違いない。

あらためてこの曲を聴いてみると、きっぱりと晴れあがった夏の山辺に佇むワシ、そんな情景が浮かんでくるようです。イメージ画像に使ったのは2008年9月、初秋の尾瀬。最後の残照に映える燧ケ岳(ひうちがたけ)で、曲の印象どおりのステキな夕景に長らく見とれたものだった。 

ところで歌詞を見ていたら、最後の繰り返す部分「いざや 楽しきまどいせん」について、ワシは今ようやく真の意味を理解しました。いやその。「まどい」ってのが「惑う」ことだと思いこんで、早50年だったのネ(w 友とアレコレ語り合ったりバカなコトをやる、なんて意味なのだろうと。ところがホントは「円居」と書くソレは、車座で語りあう、唄いあうコトだったというのだった。いやあ、ナニゴトも勉強だなあ。

さて。読者諸兄がご存じかどうか、この歌、元はドヴォルザークの「交響曲第9番」からいただいてきた曲なんです。「新世界より」の第2楽章だ。
この主題メロディーは「家路」とも呼ばれ、そういえば、1970年に「アポロ13号」が宇宙船の爆発という一大事が発生し、その苛酷な対応に疲れ果てていたクルーたちをラベル船長が「ウチに帰ろう。オレは帰るぞ、ウチに」とやさしく鼓舞したときに流したのが、マイクロテープレコーダーに入れていたこの曲だったとテレビのクイズ番組で見たコトがある。
おそらく、アメリカ人の彼らが馴染んでいた歌詞は、コチラだと思われますがネ。

そして本来の交響曲第9番、その第2楽章をご紹介しよう。パート1、そしてパート2を合わせて12分半。この上ないキャスティングで、1985年、ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のウィーン・フィル。ちょっとオトが良くないのは残念ですが。

あれは今から13年ほど昔のこと、TVで見ていた長野オリンピック開会式での小澤征爾指揮によるベートーベンの「第九」演奏に衝撃を受けたワタシ、クラシック音楽の「通」として知られたある出版社の営業マンに、ワタシが聴いてみたかった名曲選ってヤツをMDのディスクに録音してもらったりしたんです。
まあその。衝撃を受けたという理由とは、その楽曲の構成にあったんですね。すなわち、冒頭いきなり5秒くらい「ジャカジャカジャカジャカジャッ」と、なんつーんですか、いかにもフル・オーケストラのクライマックスを全開で演ってブッタ切り、すかさずバリトンが朗々としたノドで高らかに歌うのだ。「こんな音楽ではなく~。ホントにやりたいのは~、じつは」みたいな内容の歌詞で。いやはや。アホみたいな書きかたで申しわけない(w そしてソコから、ベートーベンがホントにやりたかった(らしい)明るいムードの大合唱、有名な「歓喜の歌」がおっぱじまるって展開だ。

「ソコにカンドーしたのですボクは」などとその営業にコーフンしつつ話したら、氏は、ホントは「マクラ」部分はその5秒ごときではなく、ベートーベンはこの上なく勇壮でこの上なく美しい第1、第2、第3楽章を計45分くらい「従来の音楽」として構築し、その上で「こんなのじゃないんだ」という、あの最終楽章の「歓喜の歌」にナダレこんでいくワケで…、などと解説してくれたのだった。うーむ。じつにディープだぞ、クラシック。
彼は、決定版と言えるのだろう、カラヤン指揮のベルリン・フィルの「第九」すべてをMDに入れてくれた。
そうして、そのディスク数枚の中にドヴォルザークのこの「新世界より」もあって、初めてキチンと聴く交響曲たちの名演ってのはイイもんだと、新しい世界の扉が開かれた気分になったワタシなのでした。

そして、コチラはカラヤン指揮の「新世界より」、終章となる第4楽章です。動画のオトとしては、きっちりステレオのコチラが優れる。誰でも一回は聴いたことのあるだろうメロディーが最初に出てきますね。そして、第2楽章の主題がチラチラ見えながらクライマックスへと雪崩こんでいく構成がグイグイとワタシを引きこんで、いま聴いてもやはり勇壮ですばらしい交響曲なのだなあ。

それにしても、だ。この主旋律にドンズバとしか思えぬ情景を想起させる日本語の歌詞を、このワタシのために当ててくれた訳詞者には、きっちりリスペクトを払おうではないか。こんどノドがおかしくなったら、「浅田飴」クール味を買ってまいります。



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ラード的音楽がたり ロングテール

2011/01/29(土) 23:59:46

長いシッポ

先日、銀座あたりを歩いていたら、数寄屋橋の大型CDショップ「HMV」、そのお店が無くなってるコトに気づいたのです(汁 そういえば「inz」のモールを歩くってのは1年ぶりくらいだったか。帰宅して調べると、なんとまあ、昨年の6月に閉店していたとのこと。いやはや。「itunes」と「amazon」という時代の趨勢には抗えないワケですね。

そういえば、閉店騒ぎでニュースになったのが、同じ「HMV」の渋谷店。昨夏のデキゴトで、さすがにソレはワタシですら知っていました。そして先日、その閉店関連でケッサクな「ようつべ」動画を見つけた。
それが、コレ。「非常階段」という、ノイズ・バンドの元祖ですね。キャリアは30年以上もあり、世界的にも知るヒトには知られているワケで。動画はその「HMV渋谷」におけるインストア・ライブの様子だ。ちょうどバンドのキャリアを総括する大部の本(メモリアル・ライブのDVD付録つき!)が出版されたときで、そのプロモーションでもあったのでしょう。
この動画の前半はトバしてもらって結構。だが、最後の「ご挨拶」に注目していただきたい。このヒトが、リーダーの「JOJO広重」サン。「店、壊せなくてゴメン」「こんどオシ××するわ」などというコメントで笑いをとっていますネ。客からは「ゲロはいてー」というリクエストも(w 「なんじゃそりゃ?」と首をかしげる貴兄に、では、この動画をご紹介しようか。

はい。いきなりビックリしましたね?(w コレ、初期の彼らを有名にしたハードコアなライブ・パフォーマンスのひとつであります。仁王立ちで立ち×××して、それを客席にブチまけてるのが「蝉丸」嬢。逝ってますナ。まあその。何回も見ると慣れてくるのがフシギっちゃーフシギではある。
「ノイズ」をキチンと聴いてみたいってヒトには、彼らのスタジオ音源としては初期のスタイルであるニコニコ動画のコレが優れる。もちろん発狂するぐらいの大音量のヘッドホンで聴くべきです。24分と長いけれど。
おっと。もうひとつ、こんなオドロオドロ系もある。むーん。悪夢のようだ。このライブは、そうさネ、松田聖子がアイドルの頂点として君臨していた、そんな古(いにしえ)の時代ってコトをお忘れなく。会場は新宿の「LOFT」。汚物ブチマケまくりのメモリアルなパフォーマンスで、「蔵六の奇病」というアルバムの発売記念ライブだ。ハードコアなマンガ家・日野日出志の同題の作品モチーフにしているワケですが、いやもう、なんつーか、もう(汁

平成に変わるころ、このバンドにJUNKOという「スクリーマー」が加わって、オモムキが変わる。現在、「ようつべ」に多くうpされている動画は彼女が加入後のものが多いみたいです。ワタシのイチオシは、コレ。狂気だよな。この狂気を聴いてアブネー衝動によ駈られるコトは、ワタシには起こらないだろうが、この狂気を世間とバランスを保つ・測るための基準に使うコトはできそうです。

さて。ワタシが「非常階段」のこれら動画を初めて見たのは、一昨年の秋のことだった。今ではもう、ナニがキッカケで行き当たったのか覚えちゃいないが、まあその。ビックリしました(w もちろん「ノイズ」という音楽(なんだろうな、やっぱ)カテゴリーがあるというコトは知ってはいたが、実際に聴く機会を与えてくれたのは、「ようつべ」が普及したオカゲなのだ。

そうして、かつては「アングラ」としか言えないこれらのパフォーマンスが、一定に評価されている状態にビックリさせられたりもした。バンドのコア・メンバーとワタシは同年代と思われるが、ワタシがロック・クライミングなんかに夢中だった当時にココまでハードコアでマニアックな活動をして新しい地平を切り拓いて、キチンと一定数のファンをキープしていたコトにも、ビックリした。
それらハードコアなファンって、とにかくエライ人たち、そんなムードではないですか。もしかしたらファンクラブに入って、当時は「ぴあ」とか「シティロード」なんつー情報誌でライブ予定などをチェックして、そして小屋に押しかけるワケだもん。そして何よりも「非常階段の蔵六の奇病を取り寄せてください」などと、レコード屋のおねいさんに注文するんだぜ? できませんよ当時のワタクシはそんなコト、絶対に。

冒頭のインストア・ライブでJOJO氏が「amazonに負けるな!」と叫んでいるが、しかしながら今ではその「amazon」が、そんなデリケートでナーバスでナイーブでセンシティブ、おまけにシャイな野郎のワタシでも、イージーにゲットできる方法を提示してくれているワケです。非常階段の音源とか、「蔵六の奇病」というコミックスをね。

そしてフツーのショップでは店頭にはまず在庫されない・されるワケがない商品を取り扱い、またそれらを売買するコトを、マーケティングのコトバで「ロングテール」と呼びます。現在では一般用語に近くなっているかも知れないが、冒頭の図の画像がその仕組み。文字どおり長いシッポに見える購買層が、ニッチな趣味である商品たちの、しかしながら輝かしい存在に脚光を当てているのだ。

これらの「芸術」って、昔だったら「アングラ」とヒトコトで片付けられていたものですよね。今は「サブカル」なのかな? とまれ、間違っても間口は広くない(w それらニッチな作品たちが、ちょっと探したらワラワラと芋づる式に見つけ出せる状況ってのが、ワタシにとっては面白くてたまらんワケです。

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オトコの「ままごと」プロジェクト(19) 抑止力としてのチタン・カップ 

2011/01/16(日) 23:55:45

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前回の記事で、最後に、ナニか買っちまいそうな余韻を漂わせていたワタクシでした。いやその。余計なコトに思いを馳せると、ロクなことがない(w 文字どおり「ハートに火が着いちゃったもんね」となったのだ。ありていに申しあげますと、ガス・ストーブが欲しくてたまらんという一時的な病いにかかったんです。

というのも、「ヤフオク」をヲチしていたら、15年くらい昔のビンテージ・キャニスター・ストーブ、プリムスの「エクスカイザ」ってのが出品されていて、わがココロは揺れに揺れたんです。コレ、ガス・ストーブとしては最初のチタン製で、現行の「P-153」に通じるプリムス・デザインが武骨でステキだと今さらながら思ったワタシ。
まだ誰も入札していない時点でチェックしたんですが、でもなあ、こんな収納がデカいモノなんか、実際には持ちださないもんね、そこらへん、どーよ、そういった堂々巡りをしている間に、アレヨアレヨと価格は高騰していったワケだ。で、あきらめた。

他には、プリムスの「P-114」が4,200円で出品されていて、同時期、コイツにもハゲしくココロ踊らされていたのです。ま、このお値段ならワタシの「P-113」に買い足したって、それほどバチは当たらんでしょうと。この強力な誘惑には、「P-113」を改めて持ちだして、イカレたままのオート・イグナイターを無理やりムシリ取ることで払い除けることができました。余計なモノを脱がせたら、スリムな「おみ足」に改めて気づいてホレ直した、そんなムードだ(w

やっぱり、ヤフオクなんかに登録するとロクでもないのう(汁 克己心(こっきしん)というコトバは読めるが、その中身については微塵も持ち合わせていないワタシ、まあその。ページを開くたびにココロが揺れる揺れる(w

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さて、マクラが長くなりましたが、そんなワタシの「物欲バーニング」を冷ますための「抑止力」として買ってきたのが、スノピの「チタンシングルマグ450ml フォールディングハンドル」。
いやあ、名前が長いね(w 2,184円と、イイ値段を付けてもいる。67gという目方は、同じ用途で愛用してきたエバニューの「チタン400FD」と、ほぼ一緒。スノピのデザインはレタリングを含めて、やっぱカッコいいワ。商売が上手い。そして折りたたみハンドルを開くとカッチリ決まってグラつきもせず。ベルモントの同様のカップなんか、このハンドルがグラグラ動くもんでイラつくんですよね。

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まあ、コイツは誰でも持っているモノでしょうが、ラード的には、けっこう紆余曲折の末に手に入れたカップと言えるんです。というのも、山系バックパッキングを前提にした食器・クッカー選びで、これまではエバニューの製品を重用したからだ。
だから、4年近く前に「シンプルでカッコよし」とホレて買ったスノピの「チタンTREK700」は、そのまま「鬼っ子」としてベンチを温め続けてきたんですがネ、オプティマスの「HE」クッカーが新たにメイン機種として装備されたし、この画像で左側の2ケ、愛用してきた「エバニュー」の代わりにスノピ連合として働いてもらおう、そう考えたワケ。
この場合、カップのサイズは300mlでは小さい。味噌汁とかサラダを入れたりもするからね。また、TREK700の中に300だと、ガタガタ鳴って五月蠅い。よって悩むコトなく450mlにした。

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タワムレに、ダイニングテーブルで好みの酒「ギンレイタテヤマ」の燗をつけてみたり。ちなみに、ウチで使うコップは、チタンのダブルカップ、スノピの450とベルモントの湯のみ300を取っかえひっかえしています。冷たいモノを入れても汗をかかないから、しごく便利なんですよね。

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「HE」の中に700と450とストーブを入れると、このようなスタッキングになる。ヒート・エクスチェンジャーのボトム部分はザックの中で他のモノと擦れるとヤバそうだから、とりあえず付属のメッシュ収納袋に入れて様子を見よう。

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軽量化を優先させるバックパッキングでは、これから、このラインナップで行きます。
む。いま気づいたんですが、チタンフタを入れるの、忘れちまった(汁 シェラカップを入れ忘れて撮り直したのに。いやはァ。また再「うp」をしますよ、いつか(w

まあその。物欲「抑止力」として無事に機能してくれたチタンカップ、ですが(w いつまた火が着くかわからん。なかなか余談は許さぬ、わがことながらネ。

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オトコの「ままごと」プロジェクト(18) ブレークスルー

2011/01/08(土) 23:59:41

ようやく新年イッパツ目の記事を書きあげました。
いやその。皆さん、本年も当ブログを、どぞ、ごひいきに。

さて、今回は珍しくもニュー・アイテムのご紹介です。
とはいえ買ったのは昨年末、なんだけどサ。「買っちゃったもんね」報告、なんてのだけでは自他ともにガマンできぬ当ブログであるからして、では、使ってみてどうか。コレについて、オジサンが敢然とチャレンジしてみましょう。

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手に入れたのは、オプティマスの「Crux Weekend HE Cook System」。キャニスター・ストーブの「クラックス」とヒート・エクスチェンジャー付きのアルミ製ソロ・クッカーのセットです。オフィシャルの商品紹介動画を見ていただくと、分かりやすいだろう。
それにしてもこの北欧美人、ピッタリ閉じたヒザと両手のたおやかな仕草がステキ。うむ。惚れた(w ついでにナニ喰ってんのか調べてみたら、こんなんだった。オプティマスの関連企業なのネ。美味そうなモノもあるが、えてしてビミョーです。ただし粉末の赤ワインだけは、恐る恐る試してみたいムード。

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このセット商品、じつは日本未発売なんです。数か月前、海外通販に初めてチャレンジしてコイツを買おうかどーしようかと悩んだワタシ。しかし、やっぱり「メンドくさい、送料も高い」と再びカンタンにあきらめた。そして年末、ぼんやりと「ヤフオク」を眺めていたときだった。そのあきらめたモノが出品されているコトに気づいたのだ。
再びウンウン悩んだ末に、月会費が生じるヤフー・プレミアム会員とやらに登録して入札、ほかにライバルなどおらず、その業者から送料込み約1まんえんにてゲットしたというワケです。

いやその。「今ごろヤフオク初体験かぁ?」なんつー嘲笑が四方八方から聞こえてきそうですが、いや、ホントなの。ナゼか知らん、この分野には異常にオクテなワタシなんである。海外通販はキヨミズれなかったけれど、しかし長年の課題「ネット・オークション」はようやく実現。さあ。コレがワタシの、ひとつめのブレークスルー(w

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「クラックス」、コレは定番のストーブですね。3年くらい前、定価の半値で投売り状態に入ったころに購入を検討したコトがありましたが、結局、「P-113」のバーゲンセールに流れたワタシ。

さて。誰もが認める「クラックス」の最大の特徴は、首がポッキリ折れてコンパクトに収納できるという、ガジェット感満載のギミックです。カッコいいよな。そんな機構付きだから首はわずかにガタつくが、今は気になるほどでもない。

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ところで、このストーブは悲しい過去を持っている。かつては「オプティマスNo.42クラックス」という名で売られていたんです。液燃系ストーブの名門が、初めてのキャニスター・ストーブをリリースしたと評判だった。そのときはわが国の「興栄工業」がコンペティションを勝ち抜いてOEMを請け負った。この会社、以前に「Zippo」ブランドのストーブなどを展開していたから、ご存知のヒトも多いでしょう。
それが、どんな理由があったのかは定かではないが、わりと早い時点で生産が打ち切られた。数年前に日本で投売りされたのは、この旧型というワケです。知人の溺愛っぽい記事を見ると、この銀いろのほうが刻印ビシバシってのも相まって、カッコ良く思えてしまう。

さて、日本では未発売の現行モデルは、コーポレート・カラーとして浸透させたいらしいミドリ色が少しウザいけれど、フツーには手に入れられないステータスってのはキモチいい(w ゴトクのカタチやストーブ基部の造形が旧型とは変わっていますが、重量は88gと、新旧でほぼ変わりナシ。

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コチラは、アルミにハードアノダイズド加工を施されたクッカー。容量は900mlで、ソロ・クッカーの定番サイズ。ストレスなく棒ラーメンを作れる、ワタシにとっては4ケ目の900ナベです。
まずは、ハンドルにシリコン・チューブが巻いてあるのをホメておこう。そしてケツの部分に、特徴的な「ヒート・エクスチェンジャー(=HE)」という名の集熱用ヒダヒダ装置が溶接されている。コレが、「ジェットボイル」から始まった21世紀のナベカマ技術革新ってヤツだね。今まではソコまでの高機能グッズなど不要!と切って捨てていたコイツをゲットしたってコトが、ワタシのふたつめのブレークスルーと言えましょう。

いやその。ホントはこのクッカーのみゲットできれば、それで良かったんですが。しかし現在のわが国では、ナゼか知らん、この「HE」がついたクッカー単品を店頭で売っていない。海外通販では、オプティマスのコレ(29米ドル)とかプリムスの同様のクッカーも、数種類のサイズでラインナップしてるってのにネ。

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「HE」装置のメリットとは、ストーブの火力をより良くクッカーに伝えること。ひとことで言えば、湯沸しが早くできる。湯が早く沸くってコトは燃料消費が少なくなり、つまりガス・キャニスターを2ケ持っていく山行が1ケで済むから軽くなるってワケです。
ただしこのクッカーはアルミ製。よってワタシが浪費の果てに辿りついた軽量なチタン・クッカーと比べると、2倍の重さになってしまう。そしてまた、買い揃えたコンポーネンツをお蔵入りにさせるコトでもあり、はてさて、ここらへんをどう考えるか。

じつは「はじめてのヤフオク」のとき、最初にウダウダ悩んでいたブツはトランギアの「ストームクッカー」だったのです。日本未発売のセットがお買い得だった。そしてアレは火器としてのカテゴリーが異なるコトから、わがナベカマ現行ラインナップと、たいしてカブることなくツブシが利くと考えたからだ。自宅の食卓で「おでん」とかもできるしサ。実際には、ソイツはウダウダ悩んでいる間に誰かに落札されてしまったワケだが。まあその。そのときの悔しさをバネに、このオプティマスに注力したようなモンなのです(w

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ワタシの近代ガス・ストーブ3種。左から、プリムス「P-113」、今回の「クラックス」、バーナーヘッドの色が変わっているのは点火実験後に撮影したから。そしてスノーピークの「ギガパワー地チタン」。「P-113」のみオート・イグナイター付きだが、買って9ケ月後に壊れた。そして取り外そうとしたら極小のネジをナメてしまってそのまま、という(w こういうトコロがプリムスは信頼できないと考えるワタシです。

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点火してみる。それぞれの特徴がよく分かる写真ですね。「P-113」は76g(イグナイター込み)、ストレートに伸びる炎が印象的。ゴトクが3本の上にサイズが小さいから、どのサイズのナベを置くときにも注意を要するのはメンドくさい。火力調節ツマミが小さくて、トロ火に絞るにはワザが要る。最高出力は2,300kcal/h。ガス消費量は150g/hと、なかなかの低燃費だ。標準サイズの230ガス・キャニスターで燃焼時間は約90分。コレは3年前くらいに生産が終了していて、短所であるゴトクを折りたたみ式のデカい3本のモノに改良した「P-114」が現行モデル。

かたや「クラックス」は88g。バーナーヘッドがデカいってのは、メリットとなるのだろうか。コレも3本ゴトクだがサイズが大きいのは美点。火力の微調整は楽勝だが、ナゼかコイツのみ、ガス・キャニスターを抜き差しするときに漏れるガスの量が多い。そういう仕様なのだろうが、周りが臭くなるのが少しムカつく。最高出力は3,000kcal/h。ガス消費量については説明ナシ。設計が10年前くらいと古く(火力の大きさを誇った時代だった)、けっこう大食いのハズです。長旅に持って行く前には一回キッチリ計測しとかないとイカン。

右の「地チタン」は74g。バーナーヘッドとゴトクがチタン製だから、ステンレスのベーシック・モデルより14gも軽い。さらに使用後に冷えるのが早いのも、撤収時にはメリットとなる。ゴトクが4本でソコソコ大きいから、ナベを乗せるときと調理中の安心感はバツグンです。極トロ火も楽勝。ボンボリのような丸っこいカタチで火が伸びるから、「HE」のクッカーに効果があるのではと思った。最高出力は2,500kcal/h。ガス消費量については標準の230ガス・キャニスターで「約85分の燃焼時間」とだけ表示されるが、ワタシの夏山での実体験では約100分間も使えるという好成績だったコトは、特筆しておこう。「地」ストーブは、基本設計が15年くらい前と古い。そしてこのチタン製のみが生産終了になっていて、もう手に入らない。そういえば、「PEAKS」誌だったかに載っていた「地」の開発秘話が、なかなか感動的だった。一から火器を創作していく苦労譚ですね。いやその。立ち読みしたんですけどね(w 

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各ストーブのゴトクと「HE」クッカーの底面の相性について、検証してみた。コレは「クラックス」。底面よりゴトク先端がハミ出しているから、3本であっても上から覗いて「センター」を探りやすい。

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コレは問題児、「P-113」。煮えくりかえったクッカーを再び置くときなどは緊張を伴う。

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安心の「地チタン」。

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それではと、沸騰時間を比較する検証をおっぱじめる。「HE」なんて、そんなにスゴイのかネ?と疑っていたワシ、実際、段違いの性能にビックリさせられたの巻。

ストーブは上記の3種。そして、クッカーも3種類を試してみよう。エバニューの「チタン深型セラミック」、ユニフレームの「ツアラーライト」、そしてオプティマス「HE」だ。3ケとも同容量のナベですが、チタン、アルミ、アルミ+HEという素材の違いがある。これらは、タイムにどう作用するのだろう。
ちなみに「ツアラーライト」は、炊飯上手を謳った平型の厚手アルミ製だから、熱伝導の良さという点でフツーのアルミ・クッカー(スノピの「トレック900」とか)よりタイムは早そうに思える。まあしかし、コレらはワタシが近ごろ愛用しているグッズたちなのだから、これでイイ。気にしないでいただきたい(w

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実験の条件は、こんなところ。
・時期は正月、自宅キッチンにて、室温20℃くらい。
・450cc(スノピのカップ一杯)の水道水を沸騰させる。
・これは山で汁気が多めのラーメンを作る分量です。
・レギュラー仕様のガスを使用。
・フタはしない。
・ストーブは全開。
・画像のように、気泡がボッコリ出てきた時点までを計測。
・使ったクッカーには水を張り、キッチリ冷ましてから次回に臨む。
・よって「HE」クッカーのヒダヒダ部分がウェット状態でのスタートとなる。

さて、その結果は…。

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・クラックス×HE     =1:46
・クラックス×チタン    =2:48
・クラックス×ツアラーライト=2:27

・まずは、「クラックス×HE」の抜群のタイムに驚くべし。唯一の1分台だ。
・火力が強いから当然かも知れないが、やはり「HE」の効果はスゴイ。
・合わせて、バーナーヘッドの大きさとHEの位置関係が良好なのかも。
・最初の「HE」のタイムは、さらに10秒ほど早かった。が、ナベ底部分を濡らしてリトライした。
・今までは気にもならなかったこんなコトだが(w む。新たなトビラを開けてしまったのか。
・チタンは「HE」にプラス1分か。ものすごく燃料をムダにしているムード。

P1050330.jpg

・P-113×HE     =2:20
・P-113×チタン    =3:30
・P-113×ツアラーライト=2:49

・ちょっとビックリしたのが、火力の小さいコイツの高性能。
・「ジェットボイル」と同様に、細く直上する火は「HE」装置と相性がイイのかも。
・「HE」の出っ張りによってナベ底面と距離が開き、火力がより適正に伝えられている、のかも。
・ただしコイツと「ツアラーライト」の組み合わせでは、山に行きたくないです(w
・チタン製のナベ、コゲつきやすいだけでなく、湯沸かしも苦手だってコトが赤裸々に判明。

P1050334-1.jpg

・地チタン×HE      =2:57
・地チタン×チタン     =4:05
・地チタン×ツアラーライト =3:03

・さらにビックリさせられたのが、愛用してきた「地チタン」のダメっぷり(汁
・「ツアラーライト」との相性だけはイイが、いったいナニがどう悪いのか。
・とくに、愛用してきたチタンクッカーとの組み合わせが最下位だという事実は、イヤハヤだ。
・火の出かたが「ボンボリ」みたいなカタチなのが、火勢をロスしているのだろうか。

P1050360.jpg

総論としては、ですね。
・「地チタン」は好みのストーブだったのだが、これで主役の座は追われた(汁 軽量化を志向するワタシの夏山バックパッキングでは、今後は「クラックス」と「HE」の組み合わせで臨むコトになりそうです。
・また、きちんとフタをして寒冷時用のハイパワー・ガスを使ったら、さらに沸騰させる時間は短縮できるハズ。
・ただし、あまりやりすぎると、こんなメンドクセー状態になるやも知れんコトは、覚えておくべきか。ま、コイツは悪意を持ってカラ焚きしていると思われる(クッカー上部を写さないようにしている)が。
・ところで「クラックス+HE」と同じジャンルに、強力な先行ライバルとしてプリムスの「イータ・エクスプレス」があります。風防がビルトインされたスタイリッシュな製品なのだが、このストーブについては「クラックス」みたいに単品で使える「色気」がイマイチ感じられない。まあ、ビンボーくさく使い回せるモノ選びってのを、今回は重視したとも言えて(w
・焚火野宿のような山行には「ツアラーライト」クッカーを持って行くから、そのときは「地チタン」でも何のモンダイもない。今後はこの結果を元に使い分けていこう。
・クラックスとHEの組み合わせが「湯沸かしが素早い」ってのは確かですが、そのぶん、ワタシの今までの組み合わせと比較して120g近くも重くなっているから、いくらガスの消費を少なくしても、改めて眺めたら結局は総重量が変わっちゃいなかった、そんなコトになるかも知れませんね。
・ふむ。つーか、「HE」と相性の良い「P-114サクラ」(ゴトクと火力調節ツマミがデカく進化した)を買えば、省燃費性および軽量性の点でもサイコーなんじゃね?なんてアイデアが浮かんだぜ。いやその。イカンイカン(w
・面白いもので、同じコトを考える同じようなヒトが、いました(w いや、面白いワ、このブログ。

P1050339.jpg

特異なギミックとして有名な、コレがキャニスターの窪みに収まってしまう「クラックス」の図。まあ、ワタシはこの収納袋(20g)なんか使わずに軍手(17g)にくるむ。

P1050342.jpg

・軽量化志向のバックパッキングでの調理関連セット、今後は、こんなラインナップになりそうだ。
・クラックス+HE900の他に、650+450FD+シェラカップ+皿フタ(すべてチタン)。
・このセットの総重量は、448g(メッシュ袋と軍手片方、輪ゴムも含む)。
・「HE」のブサイクなフタ兼カップ(81gもある)なんか使わない。
・その代わりの「FGS」のチタン製フタ、33g。すべてのカップに使いまわせるから便利。
・HEのポットのみの目方は、209g。
・チタンセラミックの650チタン400FDは、ピッタリと「HE」の中に収納できる。
・650(87g)は、「HE」で煮た麺をコレに予め入れておいたスープと共に喰おうかと。
・「HE」はコーヒー用の湯も沸かすから、余計なアブラ分をつけたくないからです。
・でも、この小さい650でラーメンは喰えるのだろうか。みみっちくないか(w 
・その代わりに、長らく鬼っ子状態のスノピ「チタンTREK700」(93g)でも使おうか。
・その場合、400FDはインストールできない。別に450のチタンカップを買わねば!
・あるいは、「GSI」のネスティング・ボウルあたりでも物色してみようか。
・「HE」のヒダヒダはエッジが立っていて、ザックの中でいろいろと傷つけそうだから。
・その点、いちばん下側(=外側)にプラ製のカップをかぶせれば、安全だもんね。

やや。またまた浪費方面にアタマが向いている。
ソコだけはブレークスルーしちゃダメ、なのだ(汁

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