ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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ラード

Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
メインアームは「SIG552 SEALS」


林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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飯豊連峰、夏の山旅(2) ネタにはコト欠かぬ一日の顛末

2008/08/27(水) 20:30:14

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【8月10日・日曜】
3:00に起床。もちろん真っ暗です。スーパーで買った菓子パン2ケとコーヒーの朝メシをとって、デッパツは5:00。
いよいよ苦難の登高が始まります。初日のザック重量は、水を3㍑ほど入れているから22kg弱ってところ。平地で立っているぶんには重さがこたえるコトはない。しかし、山道になるとテキメンに腰にくるワケです。深夜とか明けがたにクルマで乗り込んでくる登山者も多いですね。さすがイイデ登山の表玄関。

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先に白状しておきますと、この尾根の登りでは、ありとあらゆるヒトにワシらはブチ抜かれました(w じつにユックリと登った。おそらくスタート時には先頭だったんですけどね。まあその、シンドいこと。
ジョギングとかの事前トレーニングを一切しなかったから、苦しむのは無理もナイ気もしますが(汁 でも、何もトレーニングをしないで予定したコースを歩き通したのは逆にグッジョブ!でもあり。モノは言いよう、そんなムード。

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ガチな登高がエンエンと続きます。後続する「なま」氏のアタマの見えかたで、この急傾斜を推し量っていただきたい。イイデのメイン・ルート下部は、このような根っこだらけ。さらに雨による侵食で微妙な階段状態をカタチ作られています。

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「中十五里」という休憩ポイントを過ぎたあたりで、ブナの木に彫られた文字を発見。これは何でしょうかネ。そういえばこの付近までは見惚れるほどのブナの巨木がたまに登場して、ヘロヘロで登るワシらを和ませてくれたっけ。

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8:00、ようやく「笹平」に着いて大休止。ついクチで息をしてベロが出てしまうワタシとレーションをついばむ「なま」氏。
それにしても設定が「甘すぎ」という「山と高原地図」のコースタイムとワシらの所要時間が休憩を省いて同じって、どんだけスローペースなのかと(汁 
このあたりであったか、三国岳から下山してくるパーティに、つい先ほど「剣が峰」の岩稜でヒトが落ちたという事故のニュースを聞きました。まあその。本日これから登る場所でのコトだから、なま氏がビビったのもムリはないでしょう。

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イイデのアプローチの特徴、もうひとつは雨水で侵食されまくって深く掘られた登山道です。しかし雨の中でこんな場所を下ったら、まるでウォータースライダー状態で止まらんのではあるまいか(汁 笑いバナシで済むなら結構ですが、ツルッと滑って足首を骨折でもしたらと考えると、相当おっかないルートですよね。

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これは何かというと、その転落事故者を捜索するヘリ。画面上の中央に白い機体が見えますね。撮影ポイントは、冷たくて最高に美味い水がドバドバ湧き出ていた「峰秀水」。スラブ状の壁が事故現場で、いちばん高い所に小さく三国岳小屋が見えます。ソコから右下に続く尾根が「剣が峰」というちょっとした岩稜。
このときは情報が錯綜していました。「落ちたのは老人、オトコ」「いや、オンナ」「200㍍も落下」「重傷。死んではいない」など、クチコミで伝播していく。
事故の事実を、後にワシらが宿泊した「三国岳小屋」の管理人のオヤジさん(スラブを下って遺体を検分し、第一報を入れた)から聞いたんですが、事故者はグループ登山の老人で男性。なんでもない所でつまづいてビャーッと一直線(汁 もちろん即死。オヤジさんの機転で、息があると騙ってヘリ要請をした(そうしないと出動してくれないとかナントカ)のがオヒレが付いた理由らしいです。

【追記】その後、8月23日にも剣が峰で滑落死亡事故が発生したとのこと。今夏は4件の事故で2名が亡くなったという。ちょっと多いかも知れませんね。

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地蔵岳の分岐を越え、ようやくハッキリとした尾根上の登高になります。たまに涼しい風が吹く。イイデ名物のまばゆい雪渓も姿を見せ始めました。

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剣が峰に取り付きます。いろいろなヒトの記録を事前に読んできましたが、ココがこんなに楽しい場所とは知らなかった(w もっとショボいと思っていました。後続する「なま」氏のカラダの角度で、岩稜の立ちっぷりを想像してください。

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ザックは重いけれど、こういった場所はスリリングで楽しいから気がまぎれて長いコトも忘れます。
しかし「なま」氏にとっては、それが鬼門なのだ(汁 尻込みはしないものの、かなり恐ろしかった模様。それにしても、こんなセコい岩場で落ちられでもしたらワタシの沽券に係わります(w つーかワタシが死にたくなっちまうようなメンドーな事態に巻き込まれるから、的確に指示を飛ばしました。「ワシの登りかたをキチンと見とけ」。

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(picture by Mr.nama)

見本を見せた後は、クルリと向き直って鬼軍曹化。「3点支持だ。忘れるな」「岩のエッジをキチンと掴め。手を乗せるだけで上体が引かれたらどうすんじゃ」「クサリはブレるしカラダが立つ。信用すんな」などなど、姑のごとく五月蠅く指示を出しまくって、怖いキモチなど与えぬ作戦。
カラダを後続に正対させるのは、置いてかねーヨというジェスチャーですね。怖いとアセってミスを犯すものですからネ。そういうキモチは、よおっく分かる(w なま氏も大学体育会の出身だから、素直に従ってくれてメデタシでした。

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11:20、最初のピークとなる三国岳(1,644㍍)にたどり着きました。1,100㍍の標高差をやっつけたのだ。ヤレうれしや。大休止にします。頂上には非難小屋がデーンと立っており、なんか狭い。登山者は多く、なごやかな雰囲気です。
ちなみに左のご夫人を何とはなしに見ていた「なま」氏いわく、「うーむ。あのヒト、ムギ茶を沸かしてますよ?」。ベテランではないだろうピークハントの登山者たちの素行をチェックするのは、ちょっと楽しい。否。彼らから見たワシらの方が、動物園の珍獣的に面白いのかも知らんけどサ(w

そんな中、小屋管理人のオジサンたちがケータイで何やら騒いでいます。どうやら小屋に荷物を置いたまま出かけていった登山者が行方不明になっている、そんなムード。「え。それはマズイですね」なんて遭難を予想させるヤバそうな会話が聞こえてくる中、本日の目的地である「切合(きりあわせ)小屋」に向けて、12:00にデッパツ。

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ここからは稜線上のプロムナードだ、楽勝だと心ウキウキで歩きます。ワタシは前述のように地図を持たず、それまでは「なま」氏のヤツを「ちょっと見せて」とタマにお願いするくらいだった。さあ。あらぬ事態に向けて予定調和的に進行します。
そして小屋から1時間以上も歩いたところで、突然、眼前にワケわからぬショボい分岐標が登場。

え。なにコレ・・・・(・∀・;)? ショックでそのときの地名(山と高原地図に記入してある地名じゃなかった)を忘れましたが、その事態を把握するのに数分はかかったかしらん。なま氏がGPS(持ってるワケですよコレがw)を確認して「これ、違う方向に向かってますよ」。ようやくプロトレック腕時計のコンパスと地図を合わせて、ワシらは南西の「疣岩山」を超えて祓川山荘に向けて誤ったルートを下ろうとしていたコトに気づきました。「あああっ」「やっちまった」「すまん!」。

逆上しつつ、歩いてきた1時間分を戻っていくワケですが、徒労感が充満する。ましてや間違った先が「いぼ岩やま」っちゃーショボすぎだ。マヌケな自分を責め苛なみます。なま氏は何も言わないけど、ハラワタが煮えくり返っていたんではないかト(w 
それにしてもだ。小屋で1パーティがこの道を下っていくのを見たし、また休憩中に1組がワシらを追い抜いてもいった。ダラダラした稜線歩きで同じようなピークもある。疑いなどナニも持たなかった方向音痴なワタシです。後から思うと少し道が荒れてるムードだし有るべきクサリ場が無かったワケですが、まあその。

2枚前の画像で言うと小屋の右端、腕組みした男性の背後に正しいルートがあったワケです。えらく細い通路だ。剣が峰からゼイゼイと飛び出してくるのは、その男性の右側後方ですから、目の前に人々が和んでいる広場がパッと目に飛びこむっつー寸法なのだ。ええ。要注意でしょう(w それから青いシャツの男性の向こう側に道標があったんだけどね、マッタク気づかなかったんですワ。
で、ふたたび三国岳小屋にたどり着いたら、14時すぎでした。

小屋番のオッサンが屋外にいませんよーにとお祈りしたワタシだが、いる(w あまつさえバッチリと目が合ってしまった。「ここ、こんちわ…」「ん。さっき会わなかったか?」「いやその。えへへ」。即バレです(汁 
予定どおり切合小屋まで2時間分、本日中に歩を進めておきたかったのはヤマヤマでしたが、疲れからアシが上がらないのが身にしみたので、なま氏もビックリの変わり身の早さで「エート、今晩お世話になります」とビシッと宣言。

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ココでお世話になるとは、避難小屋での宿泊を指します。周辺にはテントを張るスペースが無いからだ。オヤジさん、ちょっと下に張れるスペースがある、黙認してやるよと言ってくれましたが、もうメンドーだもんね。ひとり2,000円での素泊まりをお願いしました。初日から、いきなり(w 
ワタシは昔の体験から、ギュウ詰めの小屋内で他人と枕を並べるよりは、重くはなるけどテントでユックリしたいと考えます。ただしこの日は客も少なそうだという見込みだし、まあイイやと。その後に展開した小屋内の「人間模様」も相当おもしろく、道迷いをやらかしたコトすら結果オーライだったのではないか、そんなムードでしたね。ええ。イイワケ半分で(w

まずは靴を脱ぐ前に「水くみ」をすましておかんと。しかしココの水場ってば、例の転落者のでた岩稜を10分くらい下る場所にあるから、ひと苦労なんですワ。でも、水流はチョロチョロながらも冷たくて美味い水だった。

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疲れ果ててはいないから、フツーに晩メシを喰って、夕焼けを愛でつつ屋外でバーボンの水割りをチビチビやりつつ皆で語り合う。Tシャツ1枚でちょうど良い、おだやかな時間です。
客はワシら含めて6名、常連らしき若者と管理人のオヤジです。オヤジさん、この朝の転落死亡事故では200㍍くらいの壁を下って最初に遺体を確認してるワケですね。だからキモチがササクレだっていても、まあ仕方ない。あるオッサンの登山者が無言で小屋内にズカズカと入って来たとき、さっそくオヤジさんのエジキになってました。「アンタ!クチがついてないのかい」とかガミガミと。

それから、昼に「それはマズイですねえ」と話題になっていた行方不明の登山者のオッサン、これがヒョッコリと小屋に舞い戻ってきた(汁 なんでも3日間くらいを周辺の山中でビバークしながら彷徨っていたらしいのだが、なにしろ風変りなヒトなのです。入れ歯を亡くしたからメシが喰えねーとかボヤいてるし。アルツハイマーなのか、精神的に病んでいるのか良くわからん。
そうしてオヤジさん、はじめは全力で怒りながら説教をカマしまくりでしたが、その後、「ハラ減ってんだろう」と自分の食料(フリーズドライの五目ごはん)を分け与えて、その作りかたを懇切に教えてあげたりして。この管理人の「ツンデレ」っぷりも相当なレベルであるコトよの、なんて思いました。 

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19時前にワシらは寝たのですが、その後で「サケ飲むから皆2階に集まれ」なーんてオヤジさんが宴会の召集をかけるし(w いや、死んだフリをしてスルーしたワシら2名とそのアルツハイマー系のオッサン以外は参加して、かなり座は盛り上がっていましたがネ。夢うつつでその騒ぎを聞いていました。

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