ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
メインアームは「SIG552 SEALS」


林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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源流から岩稜へ 4日目

2009/08/14(金) 18:20:47

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【7月28日】
4:35、起床。周囲はまだ寝静まる中、いつものラーメンを作りにテラスへ出る。雨がパラパラ模様。今日もダメか。それにしても、いつになったら梅雨が明けるのか。いや。関東甲信越エリアはとっくに明けているんでしたっけ。ナロー。
太郎平のテン場以来、ケータイはもちろん、ラジオ(ICF-R350)もウンともスンとも受信できず、情報オンチもイイところ。やっぱり同じソニー製でも「SW23」くらいの受信能力がないとダメなのかもね。何倍も重くなっちまうブツですが。今回のワタシは、8月1日・上高地発のバスに乗るコトだけをスケジュール上のケツに設定しているワケですが、しかしラジオの天気概況が受信できて「向こう数日間は雨なんだもんね」なんつー悲しいお知らせを聴いてしまったら、そこでココロがポッキリ折れちゃったかも知れん。むーん。まだ情報オンチのほうがマシとも言えようか(w

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ということで、この旅の正装「カッパ上下」の儀。デッパツは6:25で、きょうは鷲羽岳越えを目指します。

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この地に再び来られるか分からない年齢になると、見るもの全てが愛おしい、そんな思いを抱きました。
晴れなくても、まあ良い。せめて景色をワタシに見せてくれ、そんな願いを描きました。

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歩き始めの樹林帯の上りではヌタヌタのシングルトラックが続きます。なんか知らん羽虫も多く、ちょっと不快。

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水晶池に寄り道。おや。好天の兆しがありますね。

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枝沢から冷たい水がドバドバ。甘露。この日は「岩苔小谷」沿いの道を詰め上がるルートで、結局、岩苔乗越直下までは水筒がカラでもOKでした。

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ダケカンバ帯を過ぎると、ついに、この旅で初めてのピーカンになりました。願いが天に通じたのか。先行した3名パーティと会話。「これは?」「もしかして…」「明けましたか」「おおっ」。そうして、「明けまして、おめでとー」(w  雨具の下も脱いで、顔や腕に日焼け止めを塗ります。

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前方に見えるは裏銀座の主稜線、か。乾燥室のオカゲで、装備はすべてスーパードライ化。前日比で5kgくらいはザックが軽くなったムード。とはいえ、やっぱり地図のコースタイムどおりの牛歩に変わりはありません(w

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背後にビシリと屹立するのは、薬師岳。

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雪渓と水量が豊富な沢沿いの登山道には、高山植物が咲き乱れています。これはシナノキンバイ。

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こんなグッジョブなお花畑を行きます。だいぶ傾斜がついてきて、まもなく乗越か。
「ウェット」な光景とは、これでしばらくオサラバです。ガレ&ザレの「ドライ」な世界に数日を暮らすことになります。

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10:00、岩苔乗越に到着しました。大休止後、少し移動したココは裏銀座コース主稜線分岐の「ワリモ北分岐」点。北アルプスの峰峰が、眼前にバーンと展開します。オーシ。やっぱり眺望はワタシのエネルギー源、そんなムードです。これは北側の光景で、左奥の黒い岩山は水晶岳。コレは深田100名山のひとつで、そこでは「黒岳」と紹介されています。

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もちろんワリモ岳~鷲羽岳を稜線通しで踏むつもり。ワリモ沢の深い谷の向こうに、槍ヶ岳が顔を出してくれました。おお。凛々しいヤツよ。ナマでキミと対面するのなんて、1981年夏の穂高以来ではないか。

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足どりも軽く、稜線漫歩。しかし周辺には雲が出てきました。このエリアは通常でも午後から荒天になると聞いています。昼すぎにはテントを建ててしまいたいモンだ。これは西側の光景で、右手前の祖父岳の奥に凛々しいのが、黒部五郎岳。特徴的なカールには残雪がいっぱい。天気が良ければピストンしたい山なんですが、もうムリかもネ。

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槍がさらに迫力化。北鎌尾根と独標もクッキリ見えます。29年前のあの夏、雲ノ平から竹村新道を駆け下って、湯俣経由で登攀したっけね。20kg強を背負って。北鎌ルートってのは、槍のピークで劇的に一般道と合流するんですよ。頂上の祠に裏からヒョッコリ顔を出す、という。居合わせた一般登山者が拍手で迎えてくれるんですよね、それがたいそうキモチ良かったっけ。ま、昔バナシです(w

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ちょっとしたクサリ場を超え、ワリモ岳頂上付近から鷲羽岳のピークを望みます。ココから100下って、100ちょっとを登り返す。このエリアは「百名山」がひしめいているので、一挙に人口が増えましたね。もっとも、世代を問わずワタシのように幕営登山とひと目でわかるザックのヤツなんて、ほとんど見かけはしなかったワケですが。

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縦走路の西側には黒部源流の光景がクッキリさわやか。谷筋はまだスノーブリッジだらけですね。昨冬は「山雪」だったのか。中列右側のなだらかな膨らみが「雲ノ平」台地の南端で、その左端にジグザグに切ったトレイルが見えます。その尾根の背後に、祖父平という秘境がある。「なんで山登るねん」を読んでカブレた憧れの地です。まあその。最近の実際はブヨみたいなエタイの知れぬムシだらけで、快適ではないらしいが。

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11:45、鷲羽岳着。稜線に出てからは、東からの風が常にあったので雨具上衣を着っぱなし。ココも30年前に踏んでいるんですが、やっぱり覚えていないし、100名山のひとつとは言え特徴あるピークではないですね。

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小屋で一緒だった3人組。昼メシのラーメンか何かを作っているようです。雨の場合はどうするんだろうか、謎だ。きょうもテントですかと、そのオッサンのひとりが聞いてきた。ワタシは目いっぱいキリリと答えました。「ええ。もちろん」。このとき「だけ」は勇ましかったボクだと、いま振り返って思う(w

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これは鷲羽池。徐々にガスが低くなってきます。

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本日のテン場「三俣山荘」には、急な下りを400㍍。画像真ん中に立派なその小屋が見えますね。信州・越中・飛騨三国の県境を意味する北アルプス大山脈の連結ポイント、「三俣蓮華岳」もガスに隠れようとしています。降ってくるぞ、やれ急げ。
そんな下降途中ですれ違った団塊オヤジ2名パーティには、感銘を受けました。小屋泊まり仕様ですが、ナウい軽量ウェアとタイツでキメている。「どちらから」と問うと「槍から」。「どちらまで」には、なんと「野口五郎まで」。ええっ。すごいですね、雨は大丈夫ですか。まあ何とか、と余裕で笑っているんですねえ。最終的にはシロウマを目指して縦走するらしい。うーむ、ヤルなあ。元気をもらいました。

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13:00、三俣山荘に到着。その直前に雨が落ちてきました。大慌てで先にテントを張ります。周囲を潅木に囲まれたこのサイトは、強風で名を馳せるこのエリアでは有効なロケーションでしょう。周辺にころがるペグ代わりの石の数が先人たちの苦労を偲ばせる。地べたは砂地で、横を三俣蓮華岳から湧きだすクリークがとうとうと流れています。これまた雨が降り続いたらヤバい場所ですね。慎重に選んだのが、ココ。先着のテントがひと張りあり、結局、この日は2張りのみ。

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その後、テン場代500円の支払いに小屋まで。ついでにカンビール、600円也を買う。で、このかたは小屋のおかみさんです。ココにテンパるのも、まあその。表敬訪問みたいなモンですからね(w 
で、ワタシの新たなバイブル「黒部の山賊」(背後の棚でも売られている)について、お話しました。ああ。あの本に書かれた舞台というのが、この三俣山荘(とはいえ昭和20~30年代という昔のハナシ)を中心にしたもの、だからです。「いやもう、感銘を受けました。読んでから訪ねると尚いっそう新鮮です。それにしても、こんな面白い本があったなんてマッタク知らなかった」「昔の現役のときも?」「ええ、全然」。
そして少し突っこんだコトも聞き、また情報を話しました。たとえば、おかみさんは「amazon」をご存知ないようですが、ネット書店では初版本に8千円の値が付いていて、つまり市場でフツーにはゲットできない枯渇状態であること、現行改訂版の版元の「実日」に義理だてしているワケではなさそうなこと、より多くの読者に読んでもらいたいとお考えのこと、などなど。うーむ。なんとか橋渡しをしてみたいなあ。

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その後は、ずーっと雨がパラパラ。テン場には小バエが多い。そうしてマッキッキのわがテント(あまつさえワタシの血液型は「O型」、ある意味、最強コンボなんだなw)はヤツらに大好評で、蚊取り線香は持ってこなかったからウザいったらない。

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さて。この日あたりから、なんというコトでしょう、行動食が余りはじめてしまうんです。カロリーメイトを喰わなかった。む。なんだろう、心理的なものか知らん。ソロだったら、次回は少し減らしてもOKだな。とはいえ、バーボンの水割りは毎日100mlくらいづつ飲みました。こちらは気をつけてセーブしている状態(w

雨降りの中、19時くらいに就寝。ところがどうした、まったく眠れず(汁 ナゼか異常に暑い。スントの「コメット」で確認するとテント内は20℃くらい。ココの標高は2500㍍だってのに。これまた仕方なく、小説を読み続けるハメに。23時くらいに、ようやく眠くなりました。

バックパッキングCM:8
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コメント

地図見ながら拝見してるのですが
槍・穂高の地図だと高天原山荘が載ってないのですよ~
何処だ!何処だ!と探し回っちゃいました。(笑)
結局雑誌の付録の地図で確認したら上の方にありました。(範囲外だった様です)
やっぱり・・・お槍さまが見えると・・ラードさんでもワクワクしちゃうんですか?
臨場感たっぷりで楽しいので、なるべく長く長~く続けて下さ~い!
お願いしま~す!
チャイ #-|2009/08/14(金) 19:38 [ 編集 ]

>チャイさん
ういッス。了解!

つーか、チャイさんも今晩デッパツでしたよネ、槍。
初日、ガッツリ2,000㍍の登り!
お疲れさまであります(汁

ああ。やっぱ、上は空気が薄いです。トシとって、ソレが良く理解できました。
では、お気をつけて!
ラード #-|2009/08/14(金) 20:14 [ 編集 ]

ラードさん、良い顔してますよ。
そりゃあれだけ降られると青空の気持ちよさが染みますよねぇ。
nut's #upo4Wzf.|2009/08/16(日) 04:35 [ 編集 ]

>nut'sさん
ハイ。もうね、染みた染みた(w
ところがこの翌日ってのが、いちばんハードな日だったんです(汁

槍、お天気は良さそうですね、お気をつけて。


ラード #-|2009/08/16(日) 10:29 [ 編集 ]

  ようやく晴れましたね~。
 やっぱり槍を見るとワクワクしますね。翌日北鎌尾根を見ながら槍に向かう天気なのを期待しています。
 それにしても昔登った時の記録を付けているんですね。私それもしていませんし写真もほんのチョットしかありません。
 今思えば写真ぐらいもうチョット撮っておけばと後悔しています。
 
IK #-|2009/08/17(月) 06:25 [ 編集 ]

たぶんボクも同じく”再訪ができぬかもしれない”という気持ちを抱く年齢・・・なんだかすべてが愛おしい以上に、とても切なくなります。

登ったことがない山、見たことのない景色が星の数ほどあって、そのどれもが素晴らしいんだろうな、と思うと・・・いてもたっても居られない気分です(^^;;

足腰がまだ動くうちに、再訪しようと思いました。
ユウ #2DdjN05.|2009/08/17(月) 10:23 [ 編集 ]

>IKさん
槍が見えると励みになりますね、やっぱり。

「記録」は、ですね、山岳部が作った立派な文集が手元に残っているからです。ごく一部ですけどね。個人的な記憶はもう、霧の遥か彼方(w

写真は、同じくごく少ないですね。
あの当時は「写るンです」が登場するはるか以前だし、キャノン・オートボーイみたいなフラッシュ付きバカチョンを誰も持っていなかったし。だから日中以外の山の写真が1枚も無いです。

若いころ、そのずっとあとから懐かしく山を回想するなんて、考えもしませんでしたよ(w
ラード #-|2009/08/17(月) 10:39 [ 編集 ]

>ユウさん
ワタシにとっての黒部源流の夏、こんな状態で終わってしまいました(w
 
北アでは例外的にヒトが少ないってのが、やっぱりイイですね。別モノってムード。
野宿生活ができる体力&気力が残っているうちに、いつかリベンジをしたいものです。
ラード #-|2009/08/17(月) 11:02 [ 編集 ]
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