ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
メインアームは「SIG552 SEALS」


林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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源流から岩稜へ 6日目

2009/08/18(火) 18:04:31

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それでも何でも朝はやって来る。4:10、10㍍ほど離れた高校パーティの絶叫的な話し声に目が覚めた。寝過ごすトコだった。サンクス(w いやその。昨日の昼すぎ、他にナンボでも張る場所が余ってるクセして、きゃつらはワタシの真横に張ろうとしたワケです。全員が絶叫調で会話するんですねえ(汁 こりゃたまらんと、フライをめくってヒト払いをしたんですが、もうクダクダしいコトは省く(w
もちろん状況は風雨強シ。とりあえず、ネスカフェを。FD野菜をブチこんだマルタイ・ラーメンもキッチリ喰いました。本日は槍まで、600㍍くらいの登りです。

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狭い室内でテント以外の装備をザックに詰め、気合いを入れて外に出ます。おや。風は凄いものの雨は降り止んでいる。

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テントの張り綱、風上側の片方が大石から外れていました。それでも無傷だからヨカッタ。サイトも水ハケだけは良好で、こんな場所に16時間くらいを過ごしたワケですが、まあ、最新のアメニティ・グッズで武装したワタシだから「ただ悲惨であった」というだけでは、無かったかと。

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キャンパー用の掃除のいき届いたトイレを借り、ついで外の水場でプラティパスに計5㍑を詰めます。槍穂エリアでは、水は「商品」になるからですね。だいぶ食糧およびサケが減って軽くなっているハズですが、テントなどが再び濡れているから、ザックは18kgくらいあったかも。6:30、デッパツ。

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この日のルートは西鎌尾根の明瞭な一本道をガシガシ上っていくもの。晴れていれば絶景が周囲に拡がっているんでしょう。なーんも期待なんかしなかったワタシだが(汁 このころには風も収まってきたようです。粒子の細かい「クリーミー」なガスに包まれています。

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クルマユリ。この縦走路にはさまざまの高山植物が咲き乱れています。昔はまったく関心のなかったネタですが、ああ。ワシもトシ取ったもんじゃの。げほごほ。うおっほん。

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この毒々しい色は、硫黄尾根。このあたりからガスが時たま切れるようになり、がぜんワタシは意欲が出てきました。当記事もようやく画像ペタペタの「絵日記」状態にできるってモンです。
そういえば、ワタシが主将の年のメイン・イベント「春合宿」は、この硫黄尾根を登攀して北鎌を下降しようと画策しましたが、いろいろあって企画は流れました。まあその。ちょっと無茶だったか(w

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Tシャツの上にフリースベストを着て雨具上衣をウインドブレーカーにしていましたが、ベストはこのあたりで脱ぐ。高度が上がるまでは、ほぼ無風の尾根歩きが続きます。

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雷鳥の親子と遭遇。見事な擬態でアレですが、じーっと睨んでいるとその5羽が見えてくる、かも知れません。

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雪渓を巻いたときに登山道から外れた場所で見つけたゼンマイ。こんな高所でも山菜は育つんですね。

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ちょうどこのころ、槍から下ってきた団塊世代のオッサン5名くらいのパーティとすれ違いました。きょうは、なんと笠ケ岳の小屋まで行くらしい。おお。ハードなスケジュールですね。ま、大丈夫よと余裕で笑う。うむ。元気をもらいました。

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「千丈乗越」が近づくころには、尾根周辺のガスもだいぶ落ち着きました。その大槍にまとわりつくウザいヤツ、消えよ。

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消えた!

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岩と砂の地で、イワツメクサがまばゆい。

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10:50、千丈乗越に到着。ココから急登が始まるので、20分の大休止とします。

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コレはおそらく気圧でエアバッグ状態となった塩キャラメルの袋を撮ったモノかと。たしかこの日からようやく2足目のスマートウール・ソックスに履き替えたハズ。それでも濡れて不快なツオロミーブーツを乾かそうとインソールまで取り外して風に当てています。

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ほとんど登山者に出会わない静かな上りが続きます。結局この日、西鎌尾根ですれ違ったのは3組のみ。槍を目指しているのは、見える範囲で先行のソロが1名、後続のやはりソロが1名。
それにしても、ホント、昨日のような状況でココを上らなくてヨカッタ(w 雨はともかく強風が、ですね。逃げ場所はドコにも無いし、相当つらい目に遭ったことでしょう。

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ガレガレでザレザレの苦しいフィニッシュ・ワーク。オマケに空気が薄いコトを実感できます。でもまあ、周辺の風景が見えるからありがたい。これは登ってきた方向を見返していて、画像中央にマメツブのような後続の単独行者が見えます。画像左側のジグザグは、槍平からの登山道。

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12:25、槍の肩に到着。おお。さすが日本で2番目に有名な山、一挙に人口が増えました。

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槍ヶ岳山荘にて。今までで一番システマチックなキャンプ場の受付です。「suica」定期券の申し込み、そんなムード(w 料金は他と同じく500円。

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現役時代に「肩の小屋」(昔の呼び名ですね)での幕営は、そういえば経験ナシ。広めの場所が確保できなかったから殺生小屋まで下って張っていたんです(冬場はもちろん無人の冬季小屋を借りていた)。というワケで初めての「肩」でのキャンプ、見たところ一等地と思しき「B」サイトをゲット。サンド系のフラットな地べたです。速攻で設営。
この場所は後から振り返っても、われながらグッジョブなチョイスでした。ともかくキャンプサイトでもっとも高い位置。まあその。ワシは「お山の大将」だしサ(w 穂先も眼前にバーンと展開しています。

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すぐ後からテントを張りにきたソロのオジサンが、ワタシの真横になる「A」サイトに決めました。彼が張る前、晴れているうちに穂先をピストンしませんかというハナシになって、一緒に攀るコトに。

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ワタシはカメラだけポケットに入れました。穂先の標高差は天地50㍍くらい、だったっけか。だってサ、無雪期は29年ぶり、積雪期なら27年半ぶりですからネ。そりゃワシもジジイになっちまったよ。あー。空気薄い。オマケに何でこんなにケツがスースーしやがるのでしょう。
下るときに気づいたコトですが、このルート、浮石などは丹念に接着(セメントみたいなモノか)してあるんですね。事故が起きにくいように。すごい労力のいるメンテナンスがしてあり、頭が下がります。
この一方通行のハシゴも迫力あるなあ。コレが無けりゃフツーにアンザイレンだよナ。槍の開祖・播隆上人なんか、江戸末期の天保年間にワラジで祠を背負ってコイツを超えたワケですよね。グレイトだ。新田次郎の「槍ヶ岳開山」、読まねば。

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約15分で頂上へ。
ずいぶん久しぶりに、ぼくはこの場所へ戻ってきた。
ちょっと感無量、そして幸せ。

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山荘とキャンプサイトを見下ろしたところ。わが愛すべきテントも小さく見えています。穂高方面や笠ケ岳などはガスに隠れていました。

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これは北鎌尾根と独標。キタカマから頂上に飛び出すところなんか、いま見ると絶壁なんですね。おっとろし(汁

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一緒に登ったオジサンが、今日は槍沢から上がってきて、そのとき一緒だったという小屋泊りの男女グループの写真を撮ってあげるなどサービス。30分ほど頂上でまったりしたワシらが下りはじめようとしたとき、オッサンのひとりがいきなり名刺交換を、などと言い出して大笑い。こんなシチュエーションでのご挨拶、なかなか無いだろ(w

このグループのオバサンのひとりが登頂の感激のあまり泣いていたと、後で聞きました。100名山を制覇するためにココを極めなくちゃならんヒトたちにとっては、えらくハードなイベントでしょうね。山荘には、おそらく穂先の登攀だけを案内するガイドがいる模様。下るときに、それらしきハーネスを付けてアンザイレンしている老人グループがいましたから。それからハヤリの山ガーリーっぽいヤングギャルもいたナ(w ずいぶん槍もサマがわりしちまったもんじゃの。げほごほ。

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山荘の前に咲くイワベンケイ。

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スーパードライ・ロング、750円也。最高。

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一緒に登ったオジサンは、はるばる長崎からやって来た高校(地理)の先生、53歳の味わいぶかいヒトでした。それにしても、今回の旅は良きにつけ悪しきにつけ「高校」関連が付きまとうナ(w 盛り上がって、いろいろお話しさせてもらった。先生、紙パックの梅酒を飲み始めたけど、あのー。先にテントを張っちゃったほうがよろしいかと。

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これは幕営地の最上端の大岩から見下ろした反対側(南方向)の「千枚田」みたいな区画になっているサイト群。30張分くらいありそうだが、どれも狭い。いまどきの大学サークル(ワンゲルっぽい)って、「マザハバ」なんつーナウいテントを使っているんですナ。

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光と雲の動きを追うのが楽しい。

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この女性は小屋のバイト、オーストラリアからワーキングホリデー中の学生さんです。テン場周辺のゴミを拾っているスガタに先生ともども胸打たれて、少しお話し。最後に「ナイス・ワーク!」、彼女は「サンキュー」。

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山荘の真ん前で歓声があがりました。「なにごと?」かと思いきや、ブロッケン現象が。1枚は撮れた。ラッキー。コイツを写真に残せたのは、なんと高校1年の夏合宿、ワタシの最初の3千㍍物件となった北岳は肩の小屋で撮影できて以来、すなわち34年ぶりなんです(w

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濡れものをスッキリと干しまくったら、ゆっくりアーリータイムズの水割りでも飲もう。先生は小屋で水(200円/1㍑)を買っていましたが、ワタシは余裕ありまくり。
思い返せばですね、この山旅でこの日はじめて、ようやく、外で寛ぐコトができた午後になります。ヤホーイ(w さておき、ワタシが腰かけている椅子状の岩がデキたヤツで、ぴたりとケツが収まって、そして真ん前に大槍がドッカリ望めるワケです。たまにガスるようにはなったが、無風で快適な思い出ぶかい午後になりました。

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きょうもレーションはけっこう余ってしまった。これまた初めてフライを開放したまま晩メシを喰えます。うれしいなあ。先生から、ナマのキューリを1本とマヨネーズをもらいました。サンクス。しかし彼のデカいザック、3日間の行程なのに30kgってのは、こんなトコロが原因なワケですね。カンヅメとかサトウのパックごはんとか。ワタシのメシとかクッカーを見せ、ダブルストックが如何に優れモノかと同様、レクチャーを差しあげました。

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残念ながら夕焼けにはならず。就寝は、19:30。こんな高みでも寒くはない。シュラフカバーは外して、ズボンとソックスも脱いで熟睡しました。

バックパッキングCM:8
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コメント
槍穂
ずっと楽しく読ませていただいています。
(大変なのにすいません)

槍穂高、自分の中での目標の一つなんです。

ノリ #-|2009/08/19(水) 00:49 [ 編集 ]

いい旅ですね。雨は残念でしたが、その分、静かな穂高が楽しめたんじゃないですか(テン場のガキどもをのぞけばw)。大槍の順番待ちもなかったようですし。
亮介 #-|2009/08/19(水) 01:30 [ 編集 ]

>ノリさん
でも、だんだん良くなってきたでしょ?(w
さーて、このままハッピーエンドになるのかッ、ご期待ください(汁
ラード #-|2009/08/19(水) 10:59 [ 編集 ]

>亮介さん

サンクスです。
梅雨時に北アを逍遥したのだ、そう思えば腹も立たない。コレで乗り切っています(w

そうか。最盛期は順番待ちがヒドイんですか。
穂先では30分くらい寛いで、ぼくら2名と後から来た5名くらいの2パーティで独占してました。
その点では、大キレットも含めて、うまく回ったと思います。
ラード #-|2009/08/19(水) 11:00 [ 編集 ]

せっかく教えて戴いた槍のテン場
残念ながらサイトB、Aには張れませんでした。
高校生の団体のそばになってしまい
あの・・・雄叫び的?絶叫的?な話声に悩まされました(笑)

でも・・初めて外で飯が食えるって、ビックリです~
何泊目でしたっけ?喜びも倍増ですよね?

チャイ #-|2009/08/21(金) 12:14 [ 編集 ]

>チャイさん
テン場、混んでたみたいですね。
つーか、高校生の絶叫、チャイさんも襲いましたか(汁

学生さんたちは、7月中に夏合宿を終えといてほしいっすねえ(w


ラード #-|2009/08/21(金) 12:57 [ 編集 ]

そうなんですよね!
学生時代に登ったルートを同じく再訪してはみたものの、まったく記憶が戻らず”?”という思いを何度もしました(笑

で、これまた同じく、ピッチを切った場所で横の岩に手をかけた瞬間、音も無く、フワリ・・・と飛ぶように一抱えもある岩が落石したことがありました。このときはかなりビビリまくり、正直、山岳部の会報誌の記録を眺めても人事のようで、この印象しかドームでは思い出せません(汗
ユウ #2DdjN05.|2009/08/24(月) 09:00 [ 編集 ]

>ユウさん
滝谷、7月末だってのに、クライマーがいないんですよ。
もともと「岩の墓場」だったってのに、今やただの墓場みたい(w

ドームも、西壁・雲表は硬かったですが、北壁の2ルートはグズリ気味。
もう、登攀禁止ルートが多いのかも知れませんね…。
ラード #-|2009/08/24(月) 11:10 [ 編集 ]
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