ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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ラード

Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
メインアームは「SIG552 SEALS」


林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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赤石山脈・再訪記(5)

2010/09/16(木) 23:55:57

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【8月18日・水】
3:30にピッタリ起床。相変わらずワタシの自動起床装置は優秀です。ねらった時間どおりだもんね。まだ客室は寝静まっている。夜露でビショビショの屋外のテラスに出て、満天の星空のもとで朝メシを作ります。
今朝のラーメンは「宮崎」。鶏塩味です。もちろんFDキャベツと白いりゴマと粗びき黒コショーを投入。涼しいから、なおさら美味い。マルタイのご当地シリーズは、この他に「鹿児島」と「長崎」がラインナップされていて、ワタシは長崎が未食なのです。千葉市内のメガ・スーパー食品売り場には精通する(と思うんだw)ワシですが、コレだけは見たコトがない。ああっ。喰いたい(w

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デッパツは、5:00。テントなど「住」関連装備をパッキングする手間が無ければ、30分は短縮できるワケですね。ちなみにこの小屋では、登山靴の履き間違い予防に、簡素な紙タグとエンピツを置いて、各自の名前を書いて結びつけるベシという気づかいをしていました。グッジョブ。

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キオンという名の花。コレは調べるのに手間どりました。

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トラバース道をガンガン登っていきます。ダケカンバがひん曲がっている。雪が深い場所なのだろうか。
本日は、ヘッポコのワタシには結構ハードな行程になります。大ざっぱに言うと大きな登下降が3つもあるワケ。聖岳の手前、「聖兎のコル」までは森林限界を超えたり入ったりを繰り返すようだし、暑そうだし、途中に水場ナシと。だから、昨日まではダラダラと長く休憩していたのを改めて、キッチリ30分歩いて休みは10分、コレ厳守とキメました。ま、お笑い的なスローペースですが。

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6:00、稜線上に出る。赤石沢の源頭越しの富士山です。すでに読者諸兄もお気づきかと思いますが、カメラのレンズ内にゴミが付いたのか、少し望遠にすると、画像右上などにヨゴレが出るよーになっちまった(汁

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6:25、中盛丸山のピークに到着。手前に小兎岳、その奥が兎岳。これから登る山です。

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イワオトギリ。

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兎岳を望む。この手間のコル部分で、風も吹かない酷暑の樹林帯を通過するとき、小さな白い羽虫がウンカのごとく飛びかっている場所がありました。こーゆーのはキモチ悪くてイヤ。基本的にムシさんは苦手なワシです。

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兎岳へ、両アキレス腱がミシミシいうようなザレの急登です。先を行くのは、本日中に茶臼小屋まで急ぐというソロ・キャンパー。南ア南部では、このようにワタシの2日分を1日でこなす健脚とか、また何年もココらへんに通いつめている「リピーター」の多いことが、興味深かった。

「そういえば」と思いついて話したのは、たしか荒川小屋の管理人だったか知らん。「このエリアって、登山ツアー客を見ないですね。北アにはウジャウジャの外人もいないし、なにより山ガールなんつーチンドン屋さんがいないから、ココロ静かに暮らせる」。「ツアーは、お盆のときはソコソコいますよ」「なるほど。時期ハズレでヨカッタ。それにしても南ア南部は昔ながらの山ヤの聖域、そんなオモムキですね。今どき貴重」。
あいや。これは半分ホラですので念のため(w

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8:30、兎岳に到着。タカネビランジが可憐だ。

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標柱の上にゴリラポッドをセッティングして、セルフタイマー撮影など。コレ、なかなかの「丸見え画像」なんです。カメラは北北東あたりを向いて、歩いてきたほうを振り返っている。

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われながらカンドーしちゃったので、別カットを拡大・調色して解説してみましょう。手前中央の丘状が小兎岳。その左は中盛丸山、いちばん左が大沢岳。ソコから稜線は右に折れ、百間洞源頭のコルから百間平の台地を経て、いちばん右の堂々としたピークが、赤石岳。
百平の先には、大崩壊地がよく分かる荒川前岳、その右のピークは深い切れ込みがあるから、悪沢岳でしょう。
さらに奥を見てみよう。当然のこと、距離が遠くなるほど色が薄くなっていきます。荒川前岳の尾根が落ち込むトコロのすぐ左、遠くに望めるのは、間ノ岳。その左は分かりやすい。両翼のデッパリで「山」という漢字に似ている塩見岳です。その左側、雲にちょっと隠れそうなのは、マサカと思ったが甲斐駒ケ岳しか有りえない。すごいぞ。あんな遠くの山が、わずかの隙間から見えるんだからね。その左の大きいヤツは仙丈ケ岳。
そうして印象的なのは、いま挙げた峰々がすべて、ワタシの今いる場所から赤石山脈の主稜線として連綿と連なっているコト、なんですね。なんかロマン覚えますね。

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大休止の後、9:00に「聖兎のコル」へ向けて下り始めました。画像ではイマイチ分かりづらいですが、結構ハゲしいガレガレ道でヒザにくる。コルの最低部分は画像の奥の方になりますが、このクソ暑い樹林帯の水平リッジでは、再びの白い羽虫の蚊柱がワンワン飛びまくって、いやはやでした。
そういえば、頂上直下に「兎岳避難小屋」ってのがボロボロの外観を晒していました。近ごろ手入れをされたらしく、じつは内部はきれいだったと帰宅後に知りました。

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9:40、コルに到着。暑い。この区間は風がソヨとも吹かず、初日のように汗がドバドバ吹きだします。Tシャツとかザックのショルダーベルトがシオ吹いていたもんね(w そしてハエやハチみたいなのもワンサカで、ウザいこと。
この日のルートは水が補給できないので、用心して計3.2㍑を持ってきました。いつもは結構なペースでチューチュー吸っているワタシですが、がんばって節制していたっけ。だいぶ食糧などが減って軽くなったからか、歩くペースもマシになってます。本日もココでアミノバイタルを飲んで、9:55にデッパツ。

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コルから聖岳への登りは、360㍍。赤石山脈では「こんなのフツー」と言いたいトコロですが、中盤までは暑くて苦しかった。振り返って、赤石岳。このころ、百間平から赤石沢の谷の上にかけて、双発の大型ヘリが長いこと飛んでいましたが、アレは何だったんだろう。

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ウサギギク。

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ヒジリ頂上まで、あと少し。連日と同じく、昼前になるとガスってきます。風も吹いて、涼しくなって助かりました。ただし急傾斜の登高で伸びきったアキレス腱がシクシクと痛くなって、ちょっとオッカネー。

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11:40、聖岳に着きました。日本アルプスでは最南端の三千㍍峰なんですね。ココも、今回の山旅でワタシが踏んできたピークたちと同様に、岩と白ザレがミックスしたじつに広びろとした山頂です。むーん。しかしこの点、北アの名峰たちと比べるとイロケがないっつーのが残念至極。どれも、遠くから望むと、堂々とした山容が凛々しいワケですがネ。
南アルプスは、北アと比べると隆起した時代が新しいので、浸食があのエリアほど進んでいないのだから、コレはまあ、仕方ないところです。
ただ、ココは強調しておきましょう。「聖岳」というネーミングは、素晴らしい。宗教的な山名が多い日本の山岳でも出色のカッコよさだと考えますが、如何。「テカリ」も含めて、名前のカッコよさでも登山者たちを引きつけている、そんなムードと言えないだろうか。

写真を撮ったこのときはまだ周辺の景色も見えたんですが、やがてガスに包まれていきます。で、三角点があるという奥聖岳へのピストンはパス。

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コレは何かというと、ホラ、きょうは水をガマンしていたじゃないですか。この時点でも合計で1,2㍑くらいしか飲んでいなかったから、シェラカップ満杯の水を一気にゴキュゴキュ飲みきる儀、コレであります(w

頂上では40分ほど休んでいましたが、さすが人気の100名山、ワタシが進む方(聖平)から軽装のピークハンターズが何組も上がってきます。ペットボトルの水筒だけ手持ちで他の荷物はナニも無いという、度胸あふれるヒトもいましたが、その後のスコールはどうやって凌いだのかネ。マネできぬ(w

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きょうの目的地・聖平(ひじりだいら)小屋に向けて、ココから760㍍ほど下る一方です。ザレ場のジグザグはヒザが痛い。

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ガスが雨の気配を持ちはじめました。手前右のデッパリが小聖岳、ソコから尾根通しに下った画像左側のもっとも低いあたりに今夜のキャンプサイト「聖平」があります。そして陽の当たっているのが上河内岳か。さらに右には茶臼岳が見え、それはワタシがあきらめたピーク・光岳へと続いていく主稜線なのです。

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樹林帯に入っていくと、ついにこの山旅で初めての雨が。パラパラ程度でしたが、まあその。この後、このエリアは「テカリをあきらめてヨカッタ」と思える天候が続いていくワケで、あまりに見事な結果オーライと言えましょう。

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「薊畑(あざみばた)」に近づくと、ワタシ好みの光景が展開します。青いのはミヤマトリカブト、黄色はイワインチン。木々は針葉樹に変わって、キミ、なかなかコレは天国っぽいムードじゃないですか。

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このあたりは野生の鹿どもが花々をむさぼり喰って荒れているエリアとのコトですが、ソコソコ咲いてはいますね。ワタシには完全にストライクな場所です。ココにテントを張ってもイイなら、読書でもしながら一週間は暮らせるね(w 

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やがて雨はいったん止み、14:25、聖平小屋に到着するころ、再び降り始めました。

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幕営料は500円と、今までよりも安い。この小屋は地元・井川村の経営なんです。ついに「東海フォレスト」の影響下から抜け出せたぜ(w お天気は、たまに雨が強く降ったり、また上がったりを繰り返す。
小屋の玄関前にはヒマな宿泊者たちがタムロしてビールを飲みつつオダをあげていた。総髪のオヤジが腕と足をドッカリ組んで周りを睥睨してたり。でもオッサン、山中とはいえ真夏、なんでダウンパンツをこんな真昼間にはいてるんだ(w ま、お客の数も多いし、今まで見てきた南ア南部の小屋とは少し異質に思えました。

ところで先日、書店でこの本を立ち読みしていたとき、えらく興味ぶかい内容があったんです。
ソレは、著者が「少し前」という時代で、おそらく昭和末期のころと想像しますが、素泊まりのみだったこの聖平小屋には、名物の管理人がいたのだと。ただでさえアプローチが遠いこの山域にあって、「自分の目の黒いうちは、食事と寝具の提供はしない。それくらい、担いで来い」と、面と向かって著者に言い放ったってんだから豪快です。
そう。昔の山の世界ってのは、大体がこんなレベルだったワケですよ。著者はその後、この小屋でも食事の提供を始めたと雑誌の記事で読み、「いい時代がやってきた」と素直に喜んでいました。

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スーパードライのロング、700円也。グッジョブ。
ところでこの小屋はナゼかトイレが離れになっていて、それも母屋からはえらく遠い。じつはワタシのテント正面の20㍍ほど先にあるんです。こんな天気で、オシッコやウンコのヒトは傘をさして30㍍くらい移動する、という(w ただし、翌朝のお務めでビックリしたのが、ココは洋式で水洗だったコト。このエリアでは登山基地である椹島に次いで高規格なトイレなんです。

さておき、久しぶりにフライシートを閉めてのテント暮らしか。それにしても昨年夏の北ア・バックパッキングはヒサンであったことよ(w まあ、バイクのロング・ツーリングでも同様ですが、雨天・荒天でのシビアな体験がツーリストや岳人を鍛えていくのです、間違いなく。

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17時半、ディナーの支度に取りかかりましょう。本日のメニューは無印良品のキーマカリー、それをマカロニにブッカケで。そこにプリマハムのパウチ入り最強おつまみ「ガーリックチキン」を加えます。おっと。わが山メシに「汁もの」は欠かせぬ。無印のオニオンスープは鉄板です。また、行動中は暑さに苦しめられたからか、妙にノドが乾いて水を飲んだっけな。

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もちろん白ゴマと一味唐辛子をビシッとふりかけます。やっぱ、山で喰うカレーは美味いもの。
ラジオを聴きながらバーボンを飲んでいましたが、雨が本格的に降ってきたので19時半には寝ました。半袖Tシャツにおパンツのみ、靴下はかずにサーマルシーツ。つまり少し暑いという。
23時にオシッコで外に出たら、満天の星。そして息が白かったような。シーツの首元をキッチリ閉めて、それから熟睡しました。


バックパッキングCM:0
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