ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
メインアームは「SIG552 SEALS」


林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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寒さについて 後篇

2006/01/09(月) 01:08:53

2005_0112matue100021.jpg

さて、本題へ。
ワタシが心底「さむーい」体験をしたのは、かれこれ4半世紀前、11月も終わりの富士山でした。

大学山岳部の雪上訓練合宿、通称「雪訓」ですね。ワタシは当時3年生、リーダーでした。数日間の訓練のあと、仕上げとして頂上に向かい、モノズキなことにソコでビバークしちゃうという計画。意図的なビバークのことを「フォースト・ビバーク」って云ったかな。この場合はテントおよびシュラフを持たずに、ツエルト一丁のみ。耐寒訓練ですからね。

しかし訓練が「本番」になってしまった。そういうワケです。

あのときは2名一組で合計3パーティ、それぞれアンザイレンしてヒコヒコと吉田大沢を登りました。ところが、おそらく8合目付近で突風に捕まってしまった。風速は50mはあっただろう。富士山では耐風姿勢をとってもカラダを下から持ち上げられたりするからね。周囲にさえぎるモノがないという独立標高体にあって、吉田大沢という窪地だから風がなおさら予測しづらい吹きかたをするようです。

そんな中、不幸なコトにワタシのアイゼン(サレワの12本爪)片方が外れてしまい、傾斜がおよそ50度にあって、とにかく履き直せないファンキーな状況といえばご理解いただけますか。茫漠たる不毛の白い斜面。時刻は16時あたり。もはやこれまでと、相棒の1年部員に「ココで一夜を過ごす」宣言をする。しかし耳元で怒鳴らないと聞こえなかったナ。

他の身内2パーティは、どうやら先に下れたらしい。思わず相棒と握手。「死んでなるまじ」(w せっせとピッケルでガッチガチの斜面を削り始める。二人が腰かけられる程度のスペースを作るのに、約30分。それぞれのピッケルを根元まで押し込む。これは上から雪崩が来てもトバされないための用心です。もちろんピッケルと各自のハーネスをザイルで結んでいる。そうしてすっぽりとツエルトをかぶる。もちろん支柱などは無く、岩登り用のメットはかぶったままです。

極太ローソクを灯し、持ってるウェアはすべて身に着けます。といっても厚手のセーターと奮発したゴアテックスの雨具(カモシカ製)だけだったかな。当時は羽毛服なんか持ってなかったし、フリースの先祖「パイルジャケット」もハクキンカイロも何もなかった。

そのときのワタシのレイヤードは、たしか上からウール目出帽、ラクダの下着+ウールシャツ+ウールセーター+ナイロン・ダブルヤッケ(防水性ナシw)+ゴア雨具。下が綿のパンツ+ラクダモモヒキ+ジャージ+ナイロン・ダブルズボン。ウール手袋+2本指ナイロン・オーバーミトン。靴下は厚手のウール2枚履き、これだけ。

ペラペラのナイロン1枚のツエルトですが中でローソクを灯してると、これがソコソコ暖かい。外はビョウビョウと烈風が吹きすさんでいます。さて、行動食(パウンドケーキとか小粒チョコ、6Pチーズ)を喰ってから、無理やりに座った姿勢で就寝するコトにします。足は斜面に投げ出した状態。ハラに食べものを入れたら温かくなる、そのスキに眠るワケ。

さて、やっぱり寒さで目が覚めました。ふたりとも、ほぼ同時に目覚めたと思う。腕時計を見たら何てこった、まだ22時くらい(汁 夜は長い。相棒とはその後ずっとおしゃべりをして気を紛らしていたと思う。

たまに上からは落石が落ちてきて、メットにバキーンと当たる。くそ。雪崩ではないが、新雪がサラサラ流れ落ちてきて、ワタシらの腰掛けているスペースがドンドン狭くなっていく。くそ。オシッコもしたいぜ。しかし外には出られん。くそくそ。通説では、ここから先は眠ってはイケナイというムード。疲れはててはいないから深刻な状態ではナイものの、まあナンダ、励ましあいつつ寒さに耐え忍ぶのです。

マホービンにオシッコしたり(w ローソクの火で雪を溶かしてチョコレート・ドリンクを作ったり、ようやく嵐がおさまったから外に出て寝場所を拡げたり、でもやっぱりウトウトしちゃったり。寒い寒い。じつに寒かったコトを今でも思い出します。いったい零下何度くらいだったんだろうな。

ようやく白み始めて撤収開始。5時は過ぎていただろうか。ところがワタシたち2名を繋いでいたザイルをウカツにもツエルト外に垂らしたままだったので、その上に積もった雪がバリバリに氷結していて回収できない(汁 ザイル、仕方なく放置プレイです。またお山を汚してしまったorz 

それからは、すぐにベースキャンプにたどり着けました。他のパーティですが、ひとつはテントに帰りつけてヌクヌク(w もうひとつはどこかの小屋の外でビバークと、こちらもツライ目に遭ったらしい。ワタシラは凍傷になることもなく、けっこうヤバイ状態に陥っても人間ってなかなか死なないもんだなー、なんて妙な自信を持っちゃったりして、得がたい体験ができたぜと思ったりもしました。





思い出した。
生還して五合目あたりを下っているとき、TVか何かの取材か、馬に乗って震えながら散歩している「イモ欽トリオ」を見かけたぞ(w 「ハイスクール・ララバイ」という歌で絶頂だった。まあ、そんな時代のできごとです。

元「山ヤ」の体験談TB:0CM:0
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