ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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Author:ラード
千葉県在住
バイクはXR250「Baja」
クルマはE46「325i Touring」
メインアームは「SIG552 SEALS」


林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
奥義を研究する日々(w

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ふたたび豪雪の記憶 (シリーズその3)

2006/03/02(木) 00:01:37

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ふむ。今年は「平成18年豪雪」と名づけられたそうな。
「サンパチ豪雪」以来となる40数年ぶりのメモリアル・イヤーだそうだが、ちと名前が長すぎではないか。

それにしても「雪洞」である。この際ギャグをカマしてる余裕などナイのネ。だって2月の更新はついに叶わなかったからね。われながらアセっているんですけど信じてください(w では「中篇」をお送りします。どーぞ。

ところで皆さんは雪洞について正しい認識をお持ちですか? ゆっときますけど「かまくら」とも「イグルー」とも違いますからね。あくまでも掘って造るタイプ。結構な積雪のある斜面が好条件です。

前方後円墳なんかの古墳で「玄室」ってのがありますよね。ああいったイメージです。スノー・スコップ一丁で4名くらいの居住スペースを堀り上げるワケです。あんな素晴らしい住み家はナイ。ある意味、雪山ではテントより居住性がイイくらいです。設営時間に差は出ますけどね。

だって「零℃」以下にならないんだもん。もう一部屋こさえたければ、すぐできちゃうんだもん。ただし湿度は100%を下まわるコトもゼッタイに無いんで、その部分は不快ですけどね。現在なら濡れを予防する各種の装備はいくらでもあるから、さらに便利になってるかも知れん。

雪洞の作りかた、ですか。基本は「斜面」をチョイスしていただくと。稜線などから少し下りた場所が吹きだまっていてグッドです。積雪はあればあるほど良い。スノースコップでまずは入口を掘ります。入口、つまり玄関は小さめに。あとでドア代わりのフタをするから面積は小さいほうが都合がよい。そして掘り進めるにしたがって広く掘る。入口は狭めで奥は広い。うむ。これってば良い穴に共通(ry うおっほん。

真横に堀り進めつつ、だんだん天井を高くしていこう。天井はアーチ型がよいです。強度も出やすいし、不快な水滴も落ちてきにくい。中でストーブを使うわけだから、十分に気をつけたいもの。広さは4人ならば最低「タタミ2畳」分くらいでOKです。でもカラダの横の部分に雪壁が触れるとすごく冷たそうだな。さすがに大きめに掘ったかな。

さて、入口はツエルトでフタをします。もちろん空気穴は忘れずに通そう。死にます(w かつて南アルプスの北岳から塩見岳まで「カモシカ山行」なる韋駄天歩きで距離をかせぐトレーニング山行中、軽量化のためにフライなしのツエルトのみで寝ていたら、夜中に酸欠で目が覚めた。

雨でナイロンが濡れそぼち、ベンチレーターも塩垂れて塞がってしまったワケ。ワシらはまるで金魚のように全力で呼吸している状態で、やっと気づいたのだ。あぶない危ない。ぎりぎり目覚めて良かったぜ。でも、そのとき脳細胞が800万ケくらい死んだんではないかと(汁 もともと少ないってのにサ。

ところで、八方尾根での死闘中の4名であった。

記憶が良い読者の皆さんも今がどーゆー状態だったか、お忘れでしょ?(w 下山を始めて2日目、ついに積雪はアタマを超えた。もちろんワカンを履いていてもだ。こうなると、もうスノー・スコップを振り回しつつ、もがき苦しむというムード。トンネルを掘るよーなもんだからね。

先頭は当然「カラ身」でラッセル。頭上の雪(サラサラで軽いのが救いだ)をスコップで手前に思いきり掻きこんで、おもむろに前方に倒れる。モゾモゾとヒザから立ち上がると、なんつーか約一尺ほど前進できる。そんなムード。結局この日は地形図から判断して、わずか500mしか下れなかった。尾根上の下降で500m! あとにも先にも個人的に金字塔な記録です。

それでも何でも風も吹かずズンズン降り積もる雪は、せっかくこさえたラッセルの痕跡をすぐに埋めていく。もう仕方ないから、ラッセルマンが交代でひとりがんばって、他はザックに腰かけて休憩、ある程度の距離を稼いだら皆で移動するという「尺取り虫」方式にしていた。

この日、かくいうワタシは何てこった、猛烈な下痢になってしまった。齢ハタチにしてゲリグソを「おパンツ」内にぶちまけた。パンツの替えは、たしか1枚くらい持っていたとは思う。雪を融かして作った「ナマ水」に見事にヒット!ってのが原因だ。
というのもこの前夜、たしか3回はテントの雪かき作業を行った。2時間で50cmくらい積もりやがるからね。そのたびに全員でヤッケ、スパッツ、山靴まで装着して雪をどかしに天幕外に出る。あったかーい寝袋から睡眠途中で這い出るときの厭世的な気分を、読者諸兄はクッキリと思い描くべし(w
そうして雪かきだから汗もかく。ノド渇く。ポリタンのナマ水をついつい飲んじゃうト。翌朝、どうしようもない吐き気で目覚めたんだ。あんなのは胃腸が今より頑健だった当時でさえ、未体験なもの。北アルプスに降り積もる雪ってキレイな印象があるかもだが、実際は目視できる小さなゴミが無数に混じっているものなんです。

そんなワケで全身に脱力感がみなぎり、ワタシは起きているのも億劫という体たらく(汁 「おまえは寝とけ」と小さい雪洞を掘ってもらって、ソコで回復を待ったのだった。でも皆がこの「白い悪魔」(誇張ではなく、今も鮮烈なまでにそういうイメージなのだ)と苦闘してるってのに、気が気じゃナイ。だからラッセルで伸びたルートを固めるために、ヒョコヒョコとカラ身で往復してたとき、ちょっと「カラキジ」を打ったらついつい液状のクソが、ですね(w

さて、テントのハナシをしておこう。山岳部系の天幕といえば、当時は「カモシカスポーツ」の「エスパース」をおいて他にナシ、でした。実用的なグラスファイバーポールを使ったドームテントの先駈けですね。当時はポールのジョイント・コードなんて便利な発明はなく、スリーブに通すのが難儀でした。またポールもけっこう簡単に折れたものです。天幕内側には蚊帳のような冬用「内張り」を吊るしています。ちょっとは保温できていたのだろうか。

出入り口は「吹流し」スタイル。最近のヤツはどうなってるか知らないけれど、昔はジッパーが凍ってしまったら死活問題なので、ゼッタイ安全確実な吹流し方式なワケ。もちろん4人用に4名で居住。オートキャンプを知ってしまった現在の「環境」基準では思いだしたくもない世界だが、まあ1名でひとつのコーナーを確保できるのだから、上等ではあるナ(w 同じテントで夏合宿3週間を5人で過ごすというファンキーな経験もあったからねえ。

その翌日、4日目のことだ。ついにお山がキバを剥いた。

猛烈な地吹雪となったのだ。今ではブリザードと言ったほうが分かりやすいか。麓の八方尾根スキー場で風速が40mだった。もちろんソコから数百メートルの高みの稜線上に設営するワシらのテントは凄まじい。グワングワンと揺れまくり、ゴウゴウと唸りまくりのテント外の様子に、朝から誰ひとりオシッコに出ないのだ。つーか出たくない(w もう、ガマンしまくり。停滞日と決定した。

「沈殿する」とも言ったなあ。とにかく身動きせずに寝てるんだ。エネルギーを使わないワケ。だって向こう何日もこういう状態が続くかもしれないからね。当然ながら、とっくに食料統制モードに入っております。これは「食いのばし」と言う。前日もメシの量を半分に減らしていたんではなかったか。

みんな寝袋内で息をひそめて死んだふりをしたままで昼くらいになった。そのとき、外でヒトの声が。「たすけてください!」と聞こえる。え。近くにパーティーなんかいたっけ。「だれかいるぞ? 呼んでないか」。

それからホントのサバイバルが始まった。



雪洞の素晴らしい画像はコチラからお借りしました。
http://www.morgedal-club.co.jp/reports/040313/page00001.html#9
雪山の良さってのは、ひとことでは言えないけれど、無雪期と比べられぬほど「美しい」ってことを、このサイトは少し思い出させてくれました。

http://www.donet.gr.jp/~sangaku/alyastu6.html
昔の青いエスパース・テントはコチラのサイトで確認できます。
無雪期でフライをかぶせてますが、この「ジャンボ」も装備にあったなあ。ゆっちゃーナンダけど、この山行って、せいぜい数年前の記録だと思いますがワシラの四半世紀前のカッコとかぶるんですよ(w ジャージなんか特に。なんかアナクロでとっても懐かしい。
元「山ヤ」の体験談TB:0CM:5
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コメント
キタ━━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━━!!!!
後編が楽しみ・・・早く書いてください。w
なま #GCA3nAmE|2006/03/02(木) 08:07 [ 編集 ]

さて困った。
不謹慎かもしれないけどwktkだあ。
うむ、山をやってなくて良かったかもしれんなあ。
大銀杏 #X.Av9vec|2006/03/02(木) 14:52 [ 編集 ]

またビミョーなトコで止めますなぁ。
こんな状態で放置プレイされたら、よってたかって「たすけてください!」って言われますぞ(^^;
ぼうず #LkZag.iM|2006/03/02(木) 16:58 [ 編集 ]
りょーかい!
世間に雪がまだ残ってるうちに(w

今週はワタシもちょっと野宿しに逝こうかと思ってましたが、
お天気がイマイチですかね・・・・(・∀・;)
ラード #-|2006/03/03(金) 00:40 [ 編集 ]

そのときに飯を半分にされたせいでラードさんはあんなに大食いに(ry

そろそろ、続編を待ちくたびれて痺れが切れてきましたよ。w
なま #GCA3nAmE|2006/03/07(火) 20:38 [ 編集 ]
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