ラード・アラモード

アウトドア好きのオッサンです。山系バックパッキング、サバゲ、林道野宿ツーリング、好きなモノ、好きなコト、昔ばなし(w のんびりと、自分の興味をご紹介します。

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千葉県在住
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林道焚火野宿のバイク旅と
サバゲ、そして
バックパッキングの世界を愛する。
風流なオッサンとなるべく
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豪雪の記憶クライマックス (シリーズその5)

2006/03/13(月) 21:24:58

20060313170629.jpg


ド ォ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ 。

ヒマラヤなどでも使用実績が十分な「エスパース」とはいえ、稜線のてっぺんで吹雪かれると恐ろしいモノがある。テントがグワングワンとヨジレまくるからね。おまけにバタバタドーンドンドンッとテント表面を叩きまくるノイズで怒鳴りあわないと声は聞こえやしない。

あらかじめ強風が吹くとわかっていたら、防風壁を作っていたのにね。「スノーソー」なるノコギリで雪をブロック状に切り出して風上側に天地4尺・左右7尺ほど積み上げて風をさえぎるワケだ。しかしながら、このときテントの外の凄まじい荒れ狂いっぷりを伺うと、誰ひとり「今からブロックを積もう」なんて殊勝なコトは言えなかったのは事実だ(汁 

そういう状況下で、ヤツらが来た。

とくに名を秘す「K高専」なる学校のパーティだ。助けてくれとやって来た。自分たちのテントがつぶされたので、とにかく避難収容させてくれと叫んでいるのだ。「いいですよっ。ところで何人なのっ」。叫びつつ問うと「9人ですう」。ワタシャ聞きまちがいかと思いましたが何か(w

20060313173654.jpg

ちなみに当時と同じサイズで売っているロングセラー「エスパース」(色だけ変更されてるな)のワシらが愛用していた天幕がコレ。床面積は畳2枚程度ですけどね。しょうがないから、とにかく全員を収容しましたよ。入口を開けると雪がドバーッと吹き込んで、たちまち内部は真っ白に(汁 合計13名は一辺につき各3名がヒザを抱えて座り、余った1名が誰かのヒザ上に腰掛けるというファンキーさ。身じろぎひとつ、できやしない。

事情を聞いた。彼らは数日前から同じ場所にテントを設営しており、とにかく降り積もるテント直近の周囲だけ、雪かきをしていたト。しかし積雪の表面はテントの高さをとっくに超えており、そこにこの暴風が吹き抜けて乱気流が発生したのだろう。カマボコ型テントのポールがボキボキと折れ、包丁で本体を裂いて脱出したらしい。ワシらは近所に別パーティがいるなんて知らなかったんです本当だよ(w

それにしてもヤツらは全員がブルブル震えて、うつむいている。まあ高校生だもんな。強烈な体験ってコトはたしかだ。死が身近に迫った一瞬だったハズだ。でも、顧問の先生に「で、どうしますか」と問うと「どうしましょうかねえ」。下を向いて動こうともしない。この状態で固まってたって仕方ないでしょ?」「じゃ、どうすれば」「そりゃ雪洞を掘るしかないでしょ、アンタたちの。みんな死ぬよ」。

どうやら先生はじめ御一行は完全にワタシらに依存していたな。自分たちの「冬合宿」だろ。準備と覚悟をして登山してるのと違うんかい。

まもなく先生と生徒数名で雪洞を掘りに行ったが、1時間後に帰ってきた。ふたたびテント内が真っ白に(汁 
「できた・・・・(・∀・;)?」
「いや、ダメでした。雪が浅くて」
「で・・・・(・∀・;)?」
「うーん」。またまた居候で長考しちまったぞ。

そうこうするうちに、妙に「エスパース」の風下側が下に落ち込んでいるなあと思っていたのだが、いきなりバキバキとポールが折れた。つまりワタシらのテントもつぶれた。風下にあたる部分が乱気流でほじくられ、ちょうど波打ち際に立っているとカカトが沈んでいく、あの状態になったワケだ。そうしてカーボン製のポールに余計な応力がかかってポッキリ逝ったと。これは、しかし予期できなかった事態だ。

「出ていけ」。すでにフル装備を着こんで有事に備えていたワシら、さすがに吼えたよ。時刻は15時くらいだったかな。テントの外に這い出したとたん、目が見えなくなった。一瞬でマツゲが凍ってブラさがってるの(w マブタが物理的に重いという。それにしても凄まじい暴風だ。目方が900g程度の自分のピッケル(グリベルのウッドシャフト)だが、バンドを手首に巻いてピッケル本体を手放したら、恐ろしいことに水平にヒラヒラなびいたものだ。まっすぐに立っているのは困難なレベルだが、風向は一定だから少しは安心だった。

とにかく自分たちの雪洞を掘りきって生還すること。4名で一致団結したな。ハラはペコペコだったはずだが、さすがに火事場のバカぢからを発揮、主にワタシがスコップを大車輪で振るいまくったのだが、2時間かからずに完成させて、つぶれたテントを全員でそのまま引っぱってきて洞内に収容、そうして入口をピッタリ閉じた(w

努めてヤツらのコトは思い出さないよーにして、残りを気にしつつ非常食を喰っていたと思う。もっともヤツらの行動には少しは注意を払っていた。なんか、していた(w そうでないと再び来襲されちゃうワケですしね。それにしてもワシらの食べものはとっくに底をついていたのではなかったか。お茶でも沸かして飢えをしのいでいたかもだ。ラジオからは、ここ八方尾根にいるハズの「ZK高校」パーティが消息を絶ったというニュースが流れている。「ありゃっ」「初日の連中だろう」「やっちまったか」。「ついでにヤツらも(ry」「まあまあ(汁」と会話も沈みがちだ。

とにかく翌日の天候次第で生還できるかどうかという、ヤバイ状況(主に食糧事情)だったのは確かだ。ワタシらは死にはしないという自信(あんまり根拠はナイけどサw)はありながらも、さすがに「タイム・リミット」というコトバも脳裏をよぎるのだ。

そして翌朝、おっかなびっくり雪洞入口のツエルトをめくったワタシは、衝撃的な光景を目の当たりにした。





この積雪はすごいです。
http://www2.odn.ne.jp/hak08960/sannkou%20houkoku%209.htm

元「山ヤ」の体験談TB:0CM:2
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コメント

む、後編で終わりではなかったのか(^^;

とか言いながらも、内容に免じて許しましょう。やー、山ヤってヤツはバカモノですなぁ。常に死と隣りあわせでいながら自分は死なないと確信しておる。そんなトコが大変魅力的ですな。
ヌルい幕営してる自分が恥ずかしい(^^;
ぼうず #mQop/nM.|2006/03/13(月) 22:39 [ 編集 ]
やたっ!
構想およそ2ヶ月の駄文、ついに完成!(w
当分は引き続き「山」ネタで逝くぜ。
つまり昔バナシだ・・・・(・∀・;)

しかしハタチのデキゴトですから、ぼうずさん。
いまじゃ(ry

山は若いうち、とくに学生時代にやったほうが
イイですけどね。
長い休みがあるからね。
ラード #-|2006/03/14(火) 19:41 [ 編集 ]
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